2021年1月28日 12:35
カラー 2021年秋冬ウィメンズコレクション - 新たなミニマルの追求、複雑さと簡素さのバランス
カラー(kolor)は、2021-22年秋冬ウィメンズコレクションを、東京・白金台の八芳園にて発表した。
「新たな形のミニマル」を追求
今のカラーが考える「新しい形のミニマル」を表現した今季のコレクション。要素を極限までそぎ落とすことで表現される従来の“ミニマル”とは異なり、装飾性を残し、デザインの中で共存させながら「ミニマル」なスタイルを形作る実践が見て取れる。カラーの得意とする、異素材・異なるアイテムを融合させたデザインの中に、複雑さと簡素さを絶妙なバランスで織り込むことで、カラーが独自に定義するシンプルの形を提示した。
部分と全体、複雑とシンプルのバランス
1つ1つのルックを見ていくと、“部分”に複雑さを集中させることで、“全体”で見た時にごく自然でベーシックな佇まいに仕上げているのが印象的だ。
グリーンのダブルブレストジャケットには、半身のニットカーディガンをドッキングさせ、シックなチェック柄ジャケットには、トレンチコートの前身頃を部分的に配した。レッドのクルーネックニットは、裾に異なるニットの襟パーツを組み合わせ、コンパクトなグレーのジャケットは、片側のみにあえてアンバランスに異なるジャケットのパーツを組み込んでいる。