モスキーノ2020-21年秋冬ウィメンズコレクション、映画『ザ・ウィメン』で描かれた世界
モスキーノ(MOSCHINO)は2020-21年秋冬ウィメンズコレクションを発表した。
ジョージ・キューカー監督作品『ザ・ウィメン』の世界観
モスキーノの今シーズンのインスピレーション源となったのが、1939年にアメリカで公開された、ジョージ・キューカー監督映画『ザ・ウィメン(The Women)』。登場人物・キャスト共に女性だけで構成された本作は、マンハッタンの高級サロンに通う社交界の女性たちを描いた物語だ。
この『ザ・ウィメン』から多大な影響を受けたというクリエイティブ・ディレクターのジェレミー・スコットは、映画内に登場する衣装から着想したコレクションピースを制作。劇中で描かれる華やかなファッションショーのシーンを彷彿とさせるような、賑やかで楽し気なクリエイションを展開する。
エレガントでゴージャスなパーティー
ドレスやワンピース、セットアップは、映画内に登場する社交界の女性を象徴するようにエレガントなムードを纏わせて。ボリュームのあるボールガウンはポスト印象派の画家の筆遣いをプリントした鮮やかな色彩を乗せた。
1940年代のイブニングシーンのエッセンスを取り入れたゴージャスなドレスたちも魅力的だ。
ペールピンク、フクシア、ブラック、ゴールドといったカラーで構成し、どこかノスタルジックな当時の雰囲気漂うパーティースタイルを提示している。
ジェレミーらしい遊び心に溢れたピースたち
また、牛のイラストをプリントしたプレーリードレスや、麻袋を用いたベルスリーブやプーフなど遊び心に溢れたデザインもコレクションを彩る。ゴールドのフェイククロコによる“ワニの尻尾”付きのパワースーツもアイコニックな一着だ。
“ワニの尻尾”付きのパワースーツに続き、アニマルやサファリモチーフのピースが複数登場する点も今季の特徴の一つ。ゼブラ柄のコートやキリン・ヒョウ柄のドレス、アームホールを広く取り独創的なパターンで仕立てたサファリジャケットなどをラインナップしている。
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