2021年3月8日 14:40
ディオール 2021-2022秋冬 プレタポルテ コレクション - 「おとぎ話の世界」へ…
ディオール(DIOR) 2021-2022秋冬 プレタポルテ コレクションが発表された。ヴェルサイユ宮殿の「鏡の間」を舞台にした今季は、その現実離れした幻想的な広間に相応しい“おとぎ話の世界”を描き出している。
マリア・グラツィア・キウリが描く「おとぎ話の世界」
マリア・グラツィア・キウリが探求した“おとぎ話”の世界――それは子供の頃に夢見たファンタジーのシンボリックな要素を引き継ぎながら、ステレオタイプに囚われない自由で挑戦的なムードを交差させているのが特徴だ。
シンボリックなユニフォームを再解釈
例えば“おもちゃの兵士”をイメージした制服は、レッド&ホワイトの差し色が美しいブルーのカシミヤコートのシリーズとして登場。また今季散見されたフード付きのケープやレインコートの中には、まるで「赤ずきん」に見まがう真っ赤なルックも。スタイリングには、センタープレスのパンツ×スクエア トゥのパンプスを合わせたことで、本来の愛らしい少女像を良い意味で裏切る、独立した女性像を描いているようにも感じられる。
ランウェイに溢れる“レッド”
かつてムッシュ ディオールが“赤いコート”の美しさを讃えたように、今季はこうした鮮やかなレッドを使用した美しいピースがランウェイに溢れている。