2021年3月19日 17:45
カイキ 2021-22年秋冬コレクション - 素材とシルエットで魅せる緩やかなリラックスムード
カイキ(kaiki)2021年秋冬コレクションが、東京ファッションウィークの2021年3月16日(火)に発表された。
穏やかでまったりとしたムードで
デザイナーの飯尾開毅が自分一人の時間を過ごす中で、まったりした「chill」のイメージから着想を得たという今季のコレクション。素材とシルエットを生かした、緩やかなリラックスムード漂うルックを提案する。
国産ウールとジャカードで魅せるユニークな質感
今回のコレクションの鍵を握るのは、ユニークな2種類の素材。希少な混血種の羊糸を使用した尾張産地のウール「Polwarth」は、ウール特有の柔らかさだけでなく、光沢のあるハリ感も内包する質感。一方、播州で織った千鳥柄のジャカード生地は、3種類の糸で織ることで生まれる、でこぼことした味わい深い風合いだ。
また、ボリューミーなバルーンスカートは、3重織でスポンジの様な独特な風合い。トップスには大胆に凹凸を施したジャカードのシャツをスタイリングし、それぞれの素材の個性を掛け合わせた。
シンプル&ナチュラルなカラーでほっこりと
素材の面白さを生かすため、カラーやパターンはあえてシンプルに。全体的にはブラックやグレーなど落ち着きのある色味を基調とし、レッドやオレンジ、イエローなどの暖色を取り入れほっこりとナチュラルな雰囲気に仕上げた。