くらし情報『コーティー 2021年秋冬コレクション - “陰”の肌理、本阿弥光悦の陶芸に着想』

2021年3月25日 19:35

コーティー 2021年秋冬コレクション - “陰”の肌理、本阿弥光悦の陶芸に着想

コーティー 2021年秋冬コレクション - “陰”の肌理、本阿弥光悦の陶芸に着想

コーティー(KoH T)の2021年秋冬コレクションが発表された。

本阿弥光悦の陶芸に着想
“COSMIC DUAL FORCES - MINUS -”をテーマに、東洋の陰陽思想に着目した今季のコーティー。とりわけ、江戸時代初期の芸術家・本阿弥光悦の陶芸に着想を得て、深みのある黒のファブリックを使用したそのコレクションは、さながら“陰”の肌理を示すようである。

黒の“肌理”
見た目に陶芸の肌理を思わせるのが、黒い和紙を使用したファブリックからなるウェアだろう。卵のように緩やかなシルエットを描くロングコート、エポーレットなどでミリタリーなディテールを加えたアノラック、シングルブレストやダブルブレストのスーツなど、深みのあるブラックカラーが、グレーに、ベージュにとニュアンスに富んだムラ感を生みだしている。和紙由来ならではの独特のシワ感も特徴的だ。

また、黒の和紙と綿をボンディングし、職人の手による器の上のムラ感を表現したミリタリーウェアも。手で焼き物の生地を成形してゆく、確かな手触りを伴った身振りをなぞるかのような、重層的な質感を漂わせた。


デニムには海洋深層水で洗いを施して
一方、デニム素材には、通常の水の代わりに海洋深層水によって洗いを施すことで、独特の質感と色味を生んでいる。

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