2021年7月24日 12:05
映画『トムボーイ』“男の子”として過ごす主人公のひと夏の挑戦、セリーヌ・シアマ監督の長編2作目
映画『トムボーイ』が、2021年9月17日(金)に公開される。
『燃ゆる女の肖像』セリーヌ・シアマ監督の長編2作目
映画『トムボーイ』は、2019年カンヌ国際映画祭で脚本賞&クィア・パルム賞を受賞した『燃ゆる女の肖像』のセリーヌ・シアマ監督による長編2作目。長編デビュー作『水の中のつぼみ』で評価を得た後、「前作とは別の方法を試したい」という志のもと20日間で撮影を行った作品だ。物語の構想は、長い間セリーヌ・シアマの頭の中にあったアイディアだったという。
ベルリン国際映画祭では、「思いがけない笑いと涙を誘われる。忘れがたい場面でいっぱい」「アイデンティティーの探求とその落とし穴を描いたエポックな作品」と称賛され、テディ賞審査員特別賞を受賞。低予算のインディペンデント映画でありながら、本国フランスでの劇場公開時には30万人を動員するヒットを飛ばした。
“男の子”として過ごそうとする主人公のひと夏の挑戦
映画『トムボーイ』の主人公は、家族とともに新たな街にやってきたロール。
引っ越し先で「ミカエル」と名乗り、新たに知り合った友人たちとの間で“男の子”として過ごそうとする。やがてミカエルに特別な視線を向ける少女リザとの関係が深まっていくと同時に、友人や家族たちとの間にも変化が訪れて…。