2021年10月5日 15:00
マックスマーラ 2022年春夏コレクション -夏の魅惑的なバカンスを“想像”する作家
マックスマーラ(Max Mara)の2022年春夏コレクションが、イタリア・ミラノで発表された。
バカンスの物語を執筆する“作家”から着想
今シーズンのインスピレーション源となったのは、『悲しみよ こんにちは』で知られるフランソワーズ・サガン。手に負えないティーンエージャーだった彼女は、2度の退学処分を受け、大学入学資格試験に落ちたことから、恒例のファミリーバカンスを諦めて家に残って勉強することを余儀なくされた。そんな彼女が、“想像”の旅、“想像”の夏を形にしたのが、『悲しみよ こんにちは』だった。
物語は、瀟洒な別荘や秘密のビーチ、疾走する車、ボート、シックなレストラン、カジノなどを舞台に繰り広げられるのに、彼女が実際にいるのは家の中。今季は、そんなスマートで不機嫌そうな作家フランソワーズ・サガンの姿から着想を得て、彼女のスタイルともいえるワークウェアをモダンに再解釈している。
ミニマルなシルエットで統一
全体として、シルエットはミニマルな印象。オーバーサイズのジャケットにミニドレスやチューブトップを合わせ、エレガントながらもスポーティー、そしてどこか“バッドガール”なムードに統一している。