2021年10月28日 13:10
ミキオサカベ 2022年春夏コレクション - マクロな視点で表現する“ミニマリズム”
ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)の2022年春夏コレクションが、東京・ウェスレアン・ホーリネス教団 淀橋教会にて、2021年10月23日(土)に発表された。
ミクロからマクロへ
今季、ミキオサカベのデザイナー・坂部三樹郎は、これまでと大きく変わった自身の意向を反映したコレクションを作り上げた。“個々のアイテム<コレクション全体のイメージ”という構図で、単体のアイテムに向ける“ミクロ”な視点よりも、コレクション全体の流れを強く意識した“マクロ”な視点でクリエイションを展開する。
装飾を省く“ミニマリズム”
テーマは“ミニマリズム”。「装飾することに飽きた。」と語る、今の坂部の創作に対する心情を反映したテーマだ。テーラードの仕立てを軸に、“ミニマリズム”をコレクション全体で表現するための要素となる、最低限まで装飾を省いた無機質な表情のアイテムたちを制作した。
個々のアイテムの無機質さを強調するのが、ボックスシルエットのデザイン。コレクション全体を通して用いられているが、ジャケットの類では特に顕著。
シャツとのレイヤードによるスタイリングによって、直線的なデザインがより一層分かり易く可視化されている。