映画『ホリック xxxHOLiC』CLAMPの漫画を蜷川実花が実写化、神木隆之介&柴咲コウW主演
CLAMP(クランプ)の漫画『xxxHOLiC』が実写映画化。映画『ホリック xxxHOLiC』として、2022年4月29日(金・祝)より公開される。蜷川実花が監督、神木隆之介&柴咲コウがW主演。
CLAMPの人気漫画『xxxHOLiC』が実写映画化
原作の『xxxHOLiC』は、耽美的なビジュアルで超常現象を描く、創作集団・CLAMPのベストセラーコミックだ。ヤングマガジンで2003年から2010年まで連載され、単行本の売り上げは累計1400万部を突破。これまで小説化・アニメ化・実写ドラマ化・舞台化をされてきた人気漫画が、初めて実写映画化される。
<映画『ホリック xxxHOLiC』あらすじ>
どんな願いも叶えてあげる。ただし、それに見合う代償が必要—————ここは心の奥に潜む願いを何でも叶える【ミセ】。
さあ、あなたの願いは?
人の心の闇に寄り憑く“アヤカシ”が視えてしまう孤独な高校生・四月一日(ワタヌキ)。その能力を消し去り普通の生活を送りたいと願う四月一日は、ある日、一羽の蝶に導かれ、不思議な【ミセ】にたどり着く。
「どんな願いも叶えてあげる。ただし、それに見合う対価をいただく」。妖しく美しい【ミセ】の女主人・侑子(ユウコ)は、四月一日の願いを叶えるために、彼の“一番大切なもの”を差し出すように囁く。四月一日は、侑子のもとで暮らし【ミセ】を手伝うように。やがて同級生の百目鬼(ドウメキ)やひまわりとも仲を深めていき、悩みを抱えた人々と出会ううち、想像を超える大事件に巻き込まれていく――!
監督は蜷川実花
メガホンを取るのは、日本を代表する写真家でクリエイターの蜷川実花。これまでに映画『Diner ダイナー』『人間失格 太宰治と3人の女たち』やNetflixオリジナルドラマ「FOLLOWERS」を手掛け、映像作品でも実績を残している。
蜷川実花は、『xxxHOLiC』刊行当時から原作のファンで、約10年にわたり映画化を熱望し、構想を温めてきたという。
劇中には、VFX満載のアクションシーンも登場するとのこと。唯一無二なCLAMPの世界を、蜷川実花がどのように実写化するのか注目したい。
神木隆之介&柴咲コウがW主演
四月一日君尋(ワタヌキ・キミヒロ)...神木隆之介
人の心の闇に寄り憑く“アヤカシ”が視えるという特殊な能力のせいで人と距離をとり、普通の生活を送りたいと願っている孤独な高校生。“アヤカシ”との対決シーンに注目。主演を務めるのは、『フォルトゥナの瞳』『屍人荘の殺人』で主演を務めた神木隆之介。
壱原侑子(イチハラ・ユウコ)...柴咲コウ
どんな願いも叶えるという不思議な【ミセ】の女主人。四月一日の能力を見抜き、対価と引き換えに彼の願いを叶えようと申し出る妖しく美しい女性。
「ガリレオ」シリーズ第3弾『沈黙のパレード』の公開も控える柴咲コウが、神木隆之介と共にW主演を務める。神木隆之介と柴咲コウが共演を果たすのは、神木が10歳の時に出演したTVドラマ「Dr.コトー診療所」以来だ。
百目鬼静(ドウメキ・シズカ)...松村北斗
クールでミステリアスな、四月一日の同級生。寺の息子で、巧みな弓の使い手。四月一日同様に特殊な能力を持つ。映画『ライアー×ライアー』『劇場版 きのう何食べた?』などに出演したSixTONESの松村北斗が演じる。
九軒 ひまわり(クノギ・ヒマワリ)...玉城ティナ
四月一日と百目鬼の同級生。明るい笑顔の陰に謎を秘めた、ツインテールの美少女。
蜷川実花監督映画『Diner ダイナー』への出演経験を持つ玉城ティナが担当。
マルダシ...DAOKO
モロダシ...モトーラ世理奈
【ミセ】の女主人・侑子と一緒に暮らす謎の少女・マルダシとモロダシ、通称マル・モロ。侑子を慕い、四月一日になついていく。いつも二人。
女郎蜘蛛&アカグモに吉岡里帆と磯村勇斗
女郎蜘蛛...吉岡里帆
”アヤカシ”を操り、四月一日を襲う妖艶な悪女。映画版では物語の鍵を握る重要なキャラクターとなる。『ハケンアニメ!』で主演を務める吉岡里帆が、蜷川組に初参戦。
アカグモ...磯村勇斗
ヒトでありながら女郎蜘蛛を崇拝する手下という、映画オリジナルキャラクター。
劇場版『きのう何食べた?』『東京リベンジャーズ』など、話題作に立て続けに出演している磯村勇斗も、蜷川組に初めて参加する。
【ミセ】に訪れるキャラクター
美咲...趣里
知らず知らずのうちにアヤカシに取り憑かれてしまい、図らずも【ミセ】の女主人である侑子の元を訪れることになる女性客。【ミセ】に彼女が訪れることになった理由とは…?そしてなぜ彼女はアヤカシに取り憑かれてしまったのか…?
猫娘...西野七瀬
“井戸の水が欲しい”という侑子のお願いを叶えるために【ミセ】に訪れる情報屋。大きな瞳をきゅるんきゅるんに輝かせ、侑子の願いを叶える対価として、大好きな魚(金魚)を手に入れようと可愛くおねだりする。
アヤカシに取り憑かれた客...大原櫻子
どうしても叶えたい願いがあり、侑子の【ミセ】を訪れる客。その願いはかなり強く、「どんな対価でもお支払いします!!」と鋭い眼つきで侑子を見つめ懇願。するとその欲望の塊がアヤカシとなり、黒々としたモヤに体中を覆われてしまうという業に満ちたキャラクター。
四月一日を惑わす女性客...てんちむ
侑子に願いを叶えてもらえた嬉しさを抑えられず、四月一日に思わず抱きついてしまうキャラクター。
客の前ではポーカーフェイスの四月一日の表情が珍しく崩れるシーンで登場。
座敷童...橋本愛
四月一日に恋心を抱いているというキャラクター。四月一日に恥じらいながらプレゼントを渡すなど、思わず微笑んでしまうような可愛らしいシーンを見ることができる。
本編カット&メイキングを盛り込んだ幕間映像
劇場幕間映像は、編カットやメイキングを盛り込んだファン垂涎の内容。神木隆之介・松村北斗・玉城ティナの同級生3人組が制服姿で和気あいあいと笑いあう姿や、神木隆之介・柴咲コウ・蜷川実花監督のインタビューシーンなどを垣間見ることができる。
音楽は渋谷慶一郎
音楽を担当するのは、近年では映画『ミッドナイトスワン』で、第75回毎日映画コンクール・音楽賞、第30回日本映画批評家大賞・映画音楽賞をダブル受賞し話題となった渋谷慶一郎。壮大なエレクトロニック・ミュージックが、映画全編をより激しく、美しく彩る。
ストーリーの鍵となる”アヤカシ“のサウンドデザインは、サウンドアーティストevalaが担当。
立体音響の技術を駆使した音像が映画館を駆け抜る。また、渋谷慶一郎とドバイ万博でも共演が予定されている仏教音楽・声明の演奏家、藤原栄善の声を強力にフィーチャーするなど、多層的な音楽を展開する。
監督・蜷川実花のコメント
なお、映画『ホリック xxxHOLiC』の公開に合わせて、監督の蜷川実花は下記の通りコメントを寄せた。
「どうしても xxxHOLiC を映画化したい!」と最初に打ち合わせをしてから、約 10 年。様々なことを乗り越えてやっと完成しました。終わってみるとこの時期に公開できることに,ある種の「必然」を感じます。音を立てて世界が変わる瞬間を体験した私たち、今だからこそ『xxxHOLiC』の中で語られていることが、より滲み入るように入ってきます。
「この世界ではみんな誰かと関わって、何かを共有している。選ぶのはあなた自身、未来はそれぞれの選択の先に在る」原作の持つ力に導かれながら、新しい表現にたどり着けたと思います。やり切りました。ぜひ劇場にお越しください。
【詳細】
映画『ホリック xxxHOLiC』
公開日:2022年4月29日(金・祝)
監督:蜷川実花
出演:神木隆之介、柴咲コウ、松村北斗、玉城ティナ、DAOKO、モトーラ世理奈、趣里、西野七瀬、大原櫻子、てんちむ、橋本愛、磯村勇斗、吉岡里帆
原作:CLAMP「xxxHOLiC」(講談社「ヤングマガジン」連載)
脚本:吉田恵里香
製作:映画「ホリック」製作委員会
配給:松竹 アスミック・エース