くらし情報『映画『白い牛のバラッド』冤罪で夫を失ったシングルマザーを巡るサスペンス』

2022年1月7日 14:00

映画『白い牛のバラッド』冤罪で夫を失ったシングルマザーを巡るサスペンス

映画『白い牛のバラッド』冤罪で夫を失ったシングルマザーを巡るサスペンス

映画『白い牛のバラッド』が、2022年2月18日(金)に全国で公開。

映画『白い牛のバラッド』イランの気鋭監督2名によるサスペンス作品
映画『白い牛のバラッド』は、夫を冤罪による死刑で失ったシングルマザーを巡るサスペンス作品。イランのマリヤム・モガッダムとベタシュ・サナイハの共同監督によって制作された本作は、第71回ベルリン国際映画祭で金熊賞、観客賞にノミネート。両監督共に映画界の新たな才能として高く評価されている。

イランでの上映は3回のみ、社会の不条理を炙り出した緊張感のある物語
中国に次いで死刑執行数が多い国イラン。反政府的な抗議活動者や少数民族を「政治的に弾圧する武器」として死刑にし、未成年であっても死刑になる。

また、イランにはイスラーム法でキサースという同害報復刑が存在。いわゆる「目には目を、歯には歯を」の制度だ。
2016年、4歳の少女の顔に石灰をかけて視力を奪ったとして有罪判決を受けた男に対し、両目を失明させる刑が執行されたという事実もある。

『白い牛のバラッド』は、こうしたイランの厳罰的な法制度を背景に、未亡人が生きづらい敬虔なイスラム社会の不条理と人間の闇を炙り出した緊張感のあるストーリーを展開。

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