2022年3月14日 13:40
エルメス 22-23年秋冬ウィメンズコレクション - 現代的ロマンティックの理想像
エルメス(HERMÈS)の2022-23年秋冬ウィメンズコレクションは、ネオパリジャンとネオロマンティックをイメージし、年間テーマとして掲げている“ライトネス”とリンクさせた。プレタポルテが普及し、皆がファッションを一層楽しむようになった60年代の街を行くパリジャンたちのスタイル、あるいはダンサーたちが身に纏うしなやかな装いに着想を得て、エルメスの世界が築かれていく。
自由なマインドで楽しむ現代のロマンティック
秋冬らしからぬ軽やかなルックは、どこか愛らしさも秘めたダンサーとパリジェンヌたちの装いをそのまま表現するかのよう。ドレスやプルオーバーのボディコンシャスなシルエットはダンサーたちのレオタードを彷彿とさせ、そこには、自由な彼女たちのマインドを宿すかの如くラッフルが柔らかに揺れている。体にフィットするしなやかなレザーのルックは、凛然としたモダンな女性像を浮き彫りにし、優しいロマンティックにひとつの芯を通す。
会場ともリンクするストライプのパターンは、フローレンス・マンリク(Florence Manlik)が手掛けたエルメスのスカーフ《トレゾール・ドゥ・メドール》の絵柄からインスピレーションを受けたもの。