JR西日本ホテルズとマリオット・インターナショナルの新ホテル、「JPタワー大阪」に開業
JR西日本ホテルズがマリオット・インターナショナルと提携し、旧大阪中央郵便局敷地を含む大阪駅西地区の新複合ビル「JPタワー大阪」に、「オートグラフ コレクション」ブランドのホテルを2024年夏に開業する。
変貌する大阪・梅田に新ホテルが誕生
「グラングリーン大阪」をはじめとする大規模再開発によって大きく変わろうとしている大阪・梅田周辺。
「大阪駅」の一部として「関空特急はるか」が停車する「うめきた(大阪)地下駅」が誕生するなど、交通網も大きく変化。ヒルトンの最高級ホテル「ウォルドーフ・アストリア」、温浴ゾーンを備えた都市型スパ、大型商業施設の出店も予定されている。
※JR西日本は新駅名称を「大阪駅」と命名。ただし、便宜上記事内では「うめきた(大阪)地下駅」と呼称。
「梅田3丁目計画(仮称)」は、その「うめきた2期地区開発事業」の街区の近く、旧大阪中央郵便局敷地を含む大阪駅西地区にあたる。本計画により日本郵政不動産が手掛ける、地上39階、地下3階、塔屋2階の高層ビルが誕生し、新ホテルは、同ビルの7階、29階~38階にあたる。
個性あふれる独立系ホテルからなる「オートグラフ コレクション」ブランドの新ホテルには、40平米を中心に418室の客室を完備。また、付帯施設として、宴会場、レストラン、大浴場を併設するフィットネスジムなどが設けられる予定だ。
ビル内には商業施設や劇場も
新ホテルが入居する高層ビル「JPタワー大阪」は、地下1階から6階は商業空間、6階は劇場、11階から27階は西日本最大級のオフィス空間で構成される。商業空間には4層の吹き抜けのアトリウムを設け、様々な人が行き交い、交流できるにぎわいのある空間を創出する。また、劇場は約1,200席を予定し、国内外の芸術性の高い演目から、関西文化の発信に寄与する演目までを幅広く上演。劇場運営はMBSメディアホールディングスが担う。
JR大阪駅新改札口と直結
ビルは、2023年3月に整備される、大阪駅西側の「JR大阪駅新改札口」と直結。さらに西梅田地区と大阪駅を結ぶガーデンアベニュー(地下通路)と接続する他、2階に整備される歩行者デッキにより、JR大阪駅(サウスゲートビルディング)とも直結となる。
施設概要
ホテル名称 未定
開業予定:2024年夏
住所:大阪府大阪市北区梅田3-2-4
面積:約36,500㎡(ホテル)
客室数:418室(客室フロア30階~38階)
客室面積:40㎡(標準客室)
付帯施設:宴会場(7F)、レストラン(29F)、フィットネスジム(30F)など
アクセス:JR大阪駅西口改札直結
■再開発 計画建物詳細
JPタワー大阪
竣工予定時期:2024年3月
住所:大阪府大阪市北区梅田3-2-4 他
敷地面積:約12,920㎡
延床面積:約227,000㎡
事務所貸室面積:約68,000㎡ 約20,570坪
商業貸室面積:約16,000㎡(約 4,840坪)
階数:地上39階、地下3階、塔屋2階
用途:事務所、商業施設 、 ホテル、劇場
高さ:約188m