2022年8月10日 12:30
スズキ タカユキ 22-23年秋冬コレクション - 紅葉する秋の森、やわらかな地面を踏みしめて
スズキタカユキ(suzuki takayuki)の2022-23年秋冬コレクションが発表された。
“秋の森”の情景を落とし込んで
「the forest floor」をテーマに掲げた今シーズン。デザイナーのスズキタカユキが思いを馳せたのは、色とりどりの落ち葉が降り積もった“秋の森”だ。地面はふっくらとしてやさしく、踏みしめるとギュッギュッと楽し気な音を奏でる。そんな秋の特別な時間に感じられるぬくもりを、衣服へと落とし込んだのだという。
“紅葉色”のカラーパレット
まず目を引くのは、赤や黄、オレンジなど、秋の森を思わせる暖色のパレット。紅葉した楓のような深い赤には“メープルレッド”、肉桂の樹皮を乾燥させたようなくすんだ赤茶色には“シナモン”など、自然からのインスピレーションをもとに全てのカラーに色名が付けられているのがユニークだ。
ほっこりと温かみのある素材使い
秋のムード加速させるのは、コーデュロイやカシミヤ、ウールといったほっこりとした素材使い。
たとえば、肉厚でもっちりとした手触りのコットンパーカーには、ざっくり編んだモヘアニットを重ね、より温かみのある印象に。本来強気なアイテムであるレザーのブルゾンも、マットな質感の牛革を使用することで、今季のナチュラルな雰囲気とマッチさせている。