展覧会「響きあうジャパニーズアート」京都で、琳派や若冲×リラックマ&初音ミクがコラボした日本画
展覧会「響きあうジャパニーズアート―琳派・若冲 × 鉄腕アトム・初音ミク・リラックマ―」が、2022年9月6日(火)から12月4日(日)まで京都の細見美術館にて開催される。
リラックマや鉄腕アトム、初音ミクをモチーフにした現代日本画
展覧会「響きあうジャパニーズアート―琳派・若冲 × 鉄腕アトム・初音ミク・リラックマ―」は、細見コレクションの琳派や伊藤若冲作品とともに、日本のポップカルチャーを代表するキャラクターをモチーフにした現代の日本画プロジェクト「琳音(りんね)」を紹介する展覧会。
「琳音」とは、細見美術館の館長である細見良行監修のもと、京都の呉服屋であり日本画工房でもある豊和堂のアートディレクター・山田晋也、友禅絵師・平尾務が日本画を制作するプロジェクト。2021年秋から2022年新春にかけては、ドイツのミュンヘン五⼤陸博物館にて展覧会「RIMPA FEAT. MANGA:Japanische Malerei aus der Sammlung Hosomi」を行っており、本展はその帰国記念展となる。
若冲の鶏×初音ミク、富士山×鉄腕アトムなど
展示作品では、琳派や若冲などによる江戸時代の名画の一場面を借り、モチーフの一部を現代的なキャラクターに変更。例えば若冲が墨で鶏を描いた《鶏図押絵貼屛風》には初音ミクを大胆にフィーチャーしている。孤を描く鶏の尾羽と呼応するかのように描かれた、ミクの髪の流れに注目だ。
また、富士山と鉄腕アトム、磯馴松(そなれまつ)とリラックマ、業平東下りとリボンの騎士など、意外性のあるモチーフ同士のマッチングの妙を楽しめる作品が勢揃い。
背景もメインのモチーフもすべて手描きで描写した絵師の筆技も見所となっている。
【詳細】
「響きあうジャパニーズアート―琳派・若冲 × 鉄腕アトム・初音ミク・リラックマ―」
会期:2022年9月6日(火)~12月4日(日)
前期 9月6日(火)~10月10日(月・祝)/後期 10月12日(水)~12月4日(日)
会場:細見美術館
住所:京都府京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合、翌火曜日)
入館料:一般 1,400円、学生 700円
※状況により、会期・営業日時などは変更となる場合あり。最新情報は公式ホームページにて告知。
【問い合わせ先】
細見美術館
TEL:075-752-5555
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