2022年9月2日 16:55
ハイドサイン 2023年春夏コレクション、“ファッションとしてのワークウェア”第一章
ハイドサイン(HIDESIGN) 2023年春夏コレクションが、2022年8月30日(火)表参道ヒルズ・スぺースオーにて発表された。
“ファッション”としてのワークウェア
多種多様なワークユニフォームを手掛けるデザイン集団から生まれたハイドサインは、ワーカー専用のディテールを構築的/機能的に落とし込んだアイテムを展開するブランド。これまでは企業向けに展開してきたが、今シーズンより“ファッションブランド”としての立ち位置で初のコレクションを展開する。
会場では、観客ひとりひとりに勤怠管理の“タイムカード”を配布し、打刻することからスタート。働く現場を連想させるブランドらしいエッセンスを落とし込んだ演出のもと、記念すべきデビューコレクションが幕を開けた。
グレーをキーカラーに
激しく点滅する照明の合図──目をゆっくりと開けると、会場には複数のモデルたちの集団が出現していた。目が慣れるまで一見同じデザインに感じられるが、彼らが纏っているのはそれぞれ異なる仕様のワークウェア。グレーをキーカラーにしたパレットは、ホワイトカラー/ブルーカラー等に分類されない自由なポジションを意図しており、全ての人にとって最適なユニフォームを作りたいというデザイナーの想いが込められている。