2022年9月9日 13:15
ホテル雅叙園東京の文化財「百段階段」で水墨画の歴史や作品を展示、映画『線は、僕を描く』タイアップ企画
日本美のミュージアムホテル・ホテル雅叙園東京では、2022年10月21日(金)公開の映画『線は、僕を描く』とのタイアップ企画「線は、僕を描くat百段階段~色彩空間で観る水墨画の世界~」を、2022年10月1日(土)から11月27日(日)までの期間で開催する。
映画『線は、僕を描く』の展覧会がホテル雅叙園東京で
2020年に「本屋大賞」3位、2019年にTBS「王様のブランチ」BOOK大賞を受賞した、青春芸術小説『線は、僕を描く』。白と黒だけで表現された「水墨画」の“色鮮やかな”世界に魅了された主人公・青山霜介の、成長と再生を描いた作品だ。
水墨画の歴史や技法、映画に登場するさまざまな作品を展示
主演に横浜 流星、監督に『ちはやふる』の小泉徳宏を迎えて実写化した映画作品『線は、僕を描く』とのタイアップ企画によって実現した本展では、東京都指定有形文化財「百段階段」を舞台に、水墨画の歴史や技法、道具のほか、映画に登場するさまざまな作品を展示する。
階段廊下に連なる7つの会場は、無彩色で描かれる水墨画とは対照的な極彩色の空間だ。それぞれ異なる芸術家が手掛けた色鮮やかな会場だからこそ、墨の濃淡や、かすれ、滲みだけで表現する水墨画の奥深い世界を、より印象的にあじわうことができる。