くらし情報『フランス映画『あのこと』中絶が違法だった時代、望まぬ妊娠に苦悩する大学生描く“体験型”映画』

2022年9月12日 08:00

フランス映画『あのこと』中絶が違法だった時代、望まぬ妊娠に苦悩する大学生描く“体験型”映画

フランス映画『あのこと』中絶が違法だった時代、望まぬ妊娠に苦悩する大学生描く“体験型”映画

フランス映画『あのこと』が、2022年12月2日(金)にBunkamura ル・シネマ 他にて全国順次公開公開される。

ヴェネチア国際映画祭“金獅子賞”受賞作
2021年ヴェネチア国際映画祭にて、『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノ率いる審査員満場一致で最高賞である金獅子賞を受賞した映画『Happening(英題)』が、映画『あのこと』として日本公開。

『あのこと』の物語の舞台は1960年代のフランス。当時のフランスでは法律で中絶が禁止され、処罰されていた。そんな中、望まぬ妊娠をした主人公の大学生・アンヌは自らが願う未来をつかむため、あらゆる解決策を模索。迫りくるタイムリミットに焦燥しながらも、1人で戦うアンヌの12週間が描かれる。

主人公アンヌと“一体化”したかのような圧倒的没入感
『あのこと』の特別な魅力は、アンヌと身も心も“一体化”したかのような没入感だ。アンヌの「恐怖と怒りと情熱」を一部始終“体感”できる、溺れるほどの臨場感が観客に迫る。
アンヌが時の経過とともにどんどん孤立し追い詰められていく様子や、全編を通してアンヌにぴったりと肉薄した鬼気迫る映像が、ヒリヒリとした鮮烈な「体験型」

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