2022年10月6日 18:25
ストップモーションアニメ映画『マッドゴッド』“特殊効果の神”フィル・ティペットがディストピアを描く
フィル・ティペットによるストップモーションアニメ映画『マッドゴッド』が、2022年12月2日(金)に公開される。
"特殊効果の神”フィル・ティペット
フィル・ティペットは、『スター・ウォーズ』『ロボコップ』『スターシップ・トゥルーパーズ』シリーズといった誰もが知る名作の数々を手がけてきた、“特殊効果の神”ともいえる巨匠。
スティーヴン・スピルバーグは「人生にはフィル・ティペットが必要だ」と語り、ギレルモ・デル・トロはフィル・ティペットを「巨匠であり、師であり、神だ」と形容する。また、ポール・ヴァーホーヴェンも「彼以上のマスターはいない」と発言するなど、ハリウッドの大物監督たちから敬愛を集める、ハリウッドの歴史の一端を担う人物だ。
“制作期間30年”のストップモーションアニメ
映画『マッドゴッド』は、そんなフィル・ティペットが30年もの制作期間を費やして完成させた、執念と狂気のストップモーションアニメ。地獄のディストピアを描くダークファンタジー作品だ。
ティペットは1990年の『ロボコップ 2』の撮影後に『マッドゴッド』のアイディアを閃き、地道にプロジェクトを進めていた。しかし、1993年の『ジュラシック・パーク』以降は映像技術の発展とともに業界の潮流も変わり、ティペットの代名詞である“手作りの視覚効果”から“CG映像”へと移行していった。