毒ヘビと遭遇した2匹の犬 1匹は重傷でもう1匹は無傷だった理由が泣ける
犬は、飼い主への忠誠心が強い動物といわれていますが、このほどお姉さん犬が弟犬を守るという出来事がありました。
オーストラリアのクイーンズランド州で2匹の犬と暮らすマデリン・ミルズさんはこの日、いつものように2匹を庭で遊ばせていました。
海外メディア『9News.com.au』によると、救急救命士をしているマデリンさんは、夜勤明けの昼寝から目覚めた時、異変を感じて庭の様子を見に行ったのだそう。
するとそこには毒ヘビのブラウンスネークがいて、メス犬のミリーが首や足などを数か所噛まれていたのです。
すでにミリーの体に毒が回っているのが確認できたため、マデリンさんは急いでミリーを動物病院へ連れて行きました。
解毒剤を投与されたミリーは、一時は危険な状態でしたが、無事に峠を越えられました。
Posted by Madeline Mills on Monday, September 6, 2021Posted by Madeline Mills on Monday, September 6, 2021
ミリーはヘビに噛まれましたが、そばにいたオス犬のトンカは無傷だったのだとか。
5歳のミリーと、生後5か月のトンカは、実の姉弟のように仲よしなのだそう。
マデリンさんは「ミリーは身を挺してトンカを守ったのでしょう」と語っています。
Posted by Madeline Mills on Monday, September 6, 2021Posted by Madeline Mills on Monday, September 6, 2021
入院から2日後、マデリンさんはトンカを連れてミリーのお見舞いに行きました。
そこでトンカはまるで「お姉ちゃん、ありがとう」というように、自分を守ってくれたミリーにじゃれついていました。
ミリーは4日目には退院し、順調に回復しているということです。
Posted by Madeline Mills on Wednesday, September 8, 2021Posted by Madeline Mills on Wednesday, September 8, 2021
マデリンさんは仕事柄、これまでにブラウンスネークに噛まれた人を何度も見て来たそうですが、「自分の愛犬の身にそれが起きた恐ろしさは別物だった」と話しています。
彼女は今回の出来事をFacebookの地域のコミュニティページに投稿し、ヘビに対する警戒を呼びかけました。
投稿には「ミリーはなんて勇敢な女の子だ」「ミリーが早く元気になりますように」などの声が寄せられています。
自らの命を危険にさらしてまで、弟のトンカを守ろうした心優しいミリー。
1日も早く元気になって、また2匹が一緒に遊べるようになるといいですね。
[文・構成/grape編集部]