2021年12月19日 10:00
「大切な思い出、大切な光景をひとつだけ持って旅立てるとしたら、何を持って行きますか?」
吉元由美の『ひと・もの・こと』
作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。
たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。
たったひとつの思い出を持っていけるとしたら……
「もしも無人島にたったひとつだけ持っていけるとしたら、何を持っていく?」
このような質問をよく見かけます。ある人は無人島にサバイバルナイフを持っていくと言います。ある人は夢の辞書を持っていくと。
どんな状況に陥っても、夢のメッセージは自分にとって最善のアドバイスを送ってくる。夢に対する深い信頼があるからこその選択です。
「家が火事になったときに、何を持ち出すか」
こんな質問もあります。貯金通帳と印鑑、現金、携帯……。究極の状況に陥ったときに自分がどういう行動に出るかわからないのですが、いざというときのために時々考えることは必要かもしれません。
東日本大震災の年、石巻で若いお母さんと出会いました。