数々の作品を手掛けた宮崎駿の電動消しゴムが故障… 続く展開に「奇跡だ」
『となりのトトロ』や『もののけ姫』、『千と千尋の神隠し』など、子供から大人まで幅広く愛される長編アニメーションを数多く手掛けてきた、スタジオジブリの宮崎駿監督。
2022年1月11日、そんな宮崎さんの作品を長年支えてきた、愛用の電動消しゴムが寿命を迎えてしまったとのことです。
同製品は、既に廃盤となっているため、なるべく理想に近いものがないかと、スタジオジブリがTwitterにて呼びかけました。
宮﨑さんが長年愛用していた理想の電動消しゴムがいってしまわれました……。
もう廃盤とのこと。
・電池式ではない。
・ケーブル本体直差しではなく、台座で充電できる。
なんとかならないものか……。
どなたか、理想に近い電動消しゴムをご存知でしたら教えてください。 pic.twitter.com/8KmUiZvkor— スタジオジブリ STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) January 11, 2022
投稿に「フリマアプリで見つけた」や「修理業者を紹介できる」など、数多くのコメントが寄せられる中、ある企業もこれに反応。
これだ。
— サクラクレパス【公式】 (@1921_SAKURA) January 11, 2022
(昔のカタログ引っ張り出してきました) pic.twitter.com/U6XAzNdUiv
スタジオジブリの呼びかけに反応したのは、文具メーカー、サクラクレパスのTwitterアカウントです。
昔のカタログから、宮崎さんが愛用していた電動消しゴムを、特定することに成功します。
そして…。
あった…
— サクラクレパス【公式】 (@1921_SAKURA) January 13, 2022
ありました!!ジブリさん!!!!#ジブリさんに届け pic.twitter.com/ZG0bwaMQ1S
スタジオジブリの呼びかけから2日後、工場に赴いたサクラクレパスの担当者が同製品を発見!
喜びのツイートをスタジオジブリに向けて発信しました。
これにはスタジオジブリのスタッフ一同が驚き、宮崎さん自身も「ありがとうございます!」と大歓喜の様子。
同製品は既に廃盤となっていることもあり、サクラクレパスからスタジオジブリへプレゼントされるとのこと。
同年1月19日現在は、担当者同士でメールにてやり取りを進めているようです。
1つの製品を巡るやり取りには、さまざまなコメントが集まりました。
・いい物語を見させてもらったような、素敵な気持ちになれました。
・ジブリさん、この話を映画化してクレパス!
・やさしさに包まれてる…。Twitterってすごいなぁ。
Twitterがつないだ、物語のような展開に、多くの人が心温まったようです。
投稿全文はこちら
宮﨑さんが長年愛用していた理想の電動消しゴムがいってしまわれました……。
もう廃盤とのこと。
・電池式ではない。
・ケーブル本体直差しではなく、台座で充電できる。
なんとかならないものか……。
どなたか、理想に近い電動消しゴムをご存知でしたら教えてください。 pic.twitter.com/8KmUiZvkor— スタジオジブリ STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) January 11, 2022
これだ。
— サクラクレパス【公式】 (@1921_SAKURA) January 11, 2022
(昔のカタログ引っ張り出してきました) pic.twitter.com/U6XAzNdUiv
— スタジオジブリ STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) January 11, 2022
あった…
— サクラクレパス【公式】 (@1921_SAKURA) January 13, 2022
ありました!!ジブリさん!!!!#ジブリさんに届け pic.twitter.com/ZG0bwaMQ1S
な……なんと!スタッフ一同ビックリ&感激しております。倉庫までお運びくださったのですね………ありがとうございパス。
宮﨑さんに報告したところ、
「ありがとうございます!」
とのことでしたので、ぜひ購入させてください。 pic.twitter.com/hNllU2hDNq— スタジオジブリ STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) January 13, 2022
長年、弊社商品をご愛用いただき、誠にありがとうございます!これからの作品作りに少しでもお役に立てるのならば光栄です。廃番商品でもありますし、これはサクラクレパスからのプレゼントとさせてください
— サクラクレパス【公式】 (@1921_SAKURA) January 13, 2022
ご担当社様 とんでもありません…廃盤商品を購入させて頂けるだけでもありがたいことです。電動消しゴムはなくてはならない道具で、いつも現場では、電動消しゴムの音が響いています。御社infoメールに、スタジオジブリ担当者よりメールさせて頂きます。何卒宜しくお願い申し上げます
— スタジオジブリ STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) January 13, 2022
そうだったんですね。そんななくてはならない道具だったなんてとても嬉しいです。現場で電動消しゴムの音が鳴り響いている光景が目に浮かびます。
(ほっこり)ご担当者さまからのご連絡お待ちしておりますhttps://t.co/qHLcqVdZIx— サクラクレパス【公式】 (@1921_SAKURA) January 13, 2022
ありがとうございパス
— スタジオジブリ STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) January 13, 2022
ジブリを見て育った私。幼いころ、魔女の宅急便のキキに憧れて母に無理を言って紺のワンピースを探してきてもらい、全身キキコーデで写真を撮ってもらった良き思い出があります。そして先週、千と千尋の神隠しを見て、舞台も観に行かなきゃと思っていた矢先。ツイッターやっていて本当によかったです
— サクラクレパス【公式】 (@1921_SAKURA) January 14, 2022
— スタジオジブリ STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) January 14, 2022
[文・構成/grape編集部]