【日曜劇場『DCU』第1話感想・考察】15年前の事件が鍵を握る、水中ミステリー開幕・ネタバレあり
は「目的を達成するためなら手段は選ばない」と傲慢な態度で、時に警察やチーム仲間との対立も辞さない姿勢が印象的です。
そして、そんなワンマンタイプの新名を慕うのが、横浜流星演じる瀬能陽生(せのう・はるき)。
彼が新名を慕うのには、特別な理由がありました。
15年前、瀬能は水難事故で新名に命を救われたのです。
命の恩人である新名の背中を追い、海上保安庁(以下、海保)に入り、キラキラした目で業務を全うする瀬能。新名を慕うその様子は、生き生きとし誠実で、過去に悲惨な事故に遭ったとは微塵も思わせない姿でした。
瀬能は、海保でもエリートと言われる副隊長・西野(高橋光臣)ですら、おじけずいてしまう危険な水深120メートルの捜査にも率先して手を挙げるほど。「俺が行きます!俺に行かせてください!」
こんな頼もしい部下がいてくれたら…そう思わされるほどの、威勢の良さでした。
冒頭の15年前と瀬能の記憶の異なる点
記念すべき初回は、群馬県のダムが舞台となり、25分拡大スペシャルな上に、目まぐるしい展開と随所に散りばめられた伏線に、終始、目が離せない回となりました。
海外逃亡を図ろうとする犯人を、離陸寸前で逮捕するまでの一連の流れは手に汗握るものでした。