2022年2月10日 17:29
【妻、小学生になる。第3話 感想】圭介と麻衣には見えない、今の貴恵が抱える現実・ネタバレあり
Twitterで人気ドラマの感想をつづり注目を集める、まっち棒(@ma_dr__817125)さんのドラマコラム。
2022年1月スタートのテレビドラマ『妻、小学生になる。』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。
「何か悩んでいるなら、何でも話して」そんな台詞をよく耳にする。大切な人の悩み事を知って、何か力になりたい、純粋な気持ちから出る言葉である。
しかし実際、どんなに大切な誰かだとしても、その人が抱える事情こそ一番わからないものだ。
第三話では、圭介(堤真一)と麻衣(蒔田彩珠)には見えない、今の貴恵(石田ゆり子)の『白石万理華(毎田暖乃)』としての現実が描かれている。
圭介が気付いた『現在』の妻の現実
前回、万理華の母・千嘉(吉田羊)に嘘をついて出かけたことがバレてしまい、万理華は思う様に連絡を取ることができないでいた。
一方、圭介は一向に返信が来ないため、メンヘラのごとくメッセージを送りまくる。大袈裟なのだが、圭介は貴恵がいなくなってしまうことがただ不安なだけなのである。
この一件で、圭介は今の妻には、他人の子供としての生活や現実があることにようやく気がつくのであった。