2022年2月17日 18:36
【妻、小学生になる。第4話 感想】明かされた『万理華』としての生活・ネタバレあり
そして千嘉は、万理華が圭介と電話をしているのを目撃してしまうのであった。
「すごい剣幕で万理華ちゃんを叱る声を聞いたって」…頭によぎる万理華の母親への噂。そして既読のつかないメッセージ…。圭介は万理華の家へ急ぐが、嫌な予感が的中する。
万理華に手をあげた千嘉を止めたのは圭介だった。
「あなたが彼女を大事にしないなら、彼女は僕が引き取ります」
以前の圭介ならば、「他人じゃない。夫です!」なんて言ってしまいかねなかっただろう。
しかし、妻として接していく中で他人の家庭の娘としての現実が見え、少しずつ生まれ変わりへの見方が変わってきているように思えた。
生き返った二人、そして貴恵が、千嘉と万理華の太陽になるしかないのだと思う。『妻、小学生になる。』は新島家の再生の物語だと思っていたが、それ以上の意味を持つことを感じさせてくれた。
少しずつ明かされる『万理華』としての記憶
そして今回、気になったのが『万理華』としての記憶である。
最初、自分が『貴恵』だと気付いた時、自分に関する記憶は確かにあったように思えた。
しかし、友達であるはずのヒマリ(飯田晴音)との記憶はなく、漫画の交換ノートをしていたことも今『知った』のである。