くらし情報『店内で泣き叫ぶ子供と、なだめる親 友人の『一言』にハッとする【きしもとたかひろ連載コラム】』

2022年3月10日 18:51

店内で泣き叫ぶ子供と、なだめる親 友人の『一言』にハッとする【きしもとたかひろ連載コラム】

と思っていた。

当然に子どもには子どもの泣いている理由があるけれど、なぜ泣くのかを考えるときに具体的になにが嫌なんだろうかと想像することはあっても、漠然と「不満なんやなあ」と思うことはあまりない。

「不満なんやろなあ」という言葉は他人事に見えながらも(実際に他人のことではあるけれど)、実はその子の気持ちにそのまま寄り添う言葉なのではないか。

子どもが泣いてしまったり癇癪(かんしゃく)を起こしたりした時に真っ先にそれを鎮めようとする。何が嫌なんだろう、どうやったら泣き止んでくれるんだろう、と焦ってしまう。

そんな時に一旦、無責任に「不満なんやなあ」と呟いてみるのもいいかもしれない。

それで何かが分かったり解決の糸口を見つけたりするわけではないかもしれないけど、その一言で少し肩の力が抜けて向き合い方が変わるかもしれない。

店内で泣き叫ぶ子供と、なだめる親 友人の『一言』にハッとする【きしもとたかひろ連載コラム】
ある時、小学校からの帰り道に急に「学童に行きたくない」と言い出した子がいた。


無理に連れて行くわけにはいかないため、休めるかどうかを確認するために保護者に連絡してみたが都合がつかず、渋々学童に向かうことになった。

話を聞くと学校で嫌なことがあったらしい。施設に着くまでに気分を切り替えられるように、愚痴を聞いたりくだらない話をしたりして笑いながら到着できた。

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