528日間、メッセージを送り続けた高校生 結末に「感動した」
人生を大きく左右するといっても過言ではない、受験。
受験勉強は、自分自身との戦いである反面、たった1人で頑張り続けるには、大変な精神力が必要です。
勉強に疲れた時や、迫りくる受験日に不安を感じた時、支え合える友達や励ましてくれる存在がいると心強いですよね。
作家の、屋久ユウキ(@Yaku_yuki)さんと、とある受験生の528日間をご紹介します。
Twitter上で、受験生を見守り続け…?
ある日、屋久さんのTwitterアカウントに、受験を控えた高校2年生の男の子から、メッセージが届きました。
その内容は、「行きたい大学があるため、勉強の記録をメッセージで送らせてほしい」というもの。
男の子は、誰かに勉強を頑張る姿を見守ってほしかったのでしょう。
その日から男の子は、毎日の勉強量を、屋久さんに送り続けます。
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しかし、チャレンジ4日目にして、男の子は転校することが決まってしまいました。
通信制の学校へ転校となった男の子は、「本当に大学へ進学できるのか」「努力したところで意味がないんじゃないか」と不安な気持ちを告白。
その一方で、男の子には「進学を諦めたくない」という気持ちも残っているようでした。
そこで、屋久さんは「モチベーションを保つために、メッセージを送り続けるといい」と言葉をかけたのです。
その言葉に、男の子は受験日まで全力で駆け抜けることを誓います。
その後、チャレンジは続き…?
チャレンジ24日目。男の子は、自分の学業成績よりもレベルの高い大学を受験すると決意。
その後、男の子は屋久さんにメッセージを送り続け、チャレンジ日数は498日に到達します。
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途中、友人の成績と比べ落ち込む男の子に「人と比べなくていい」と激励したり、「たまには休憩も必要」と声をかけたりした、屋久さん。
男の子が進路について、父親と衝突した際には、このような声をかけています。
君の人生は君のものだから、君がしたいようにしていいぞ。
受験校のレベルを上げても下げても、俺は応援してるぜ。
屋久さんの言葉に、「自分の道を進みます!」と決意を新たにした男の子。
年が明け、いよいよ受験日が迫ってきました。
いよいよ受験本番、そして結果は…?
受験日まで残すところ1日。
その日まで、男の子が勉強の記録を送り続けた日数は520日に達しました。
受験を目前に控えた男の子に、屋久さんは「この520日間の努力の証がすべて」と激励を送ります。
日々努力し続けた証を胸に、受験当日を迎えたであろう、男の子。
気になる、彼の合否は…。
528日間、一人で戦う受験生を見守ってました pic.twitter.com/kFI30cEouu
— 屋久ユウキ (@Yaku_yuki) March 22, 2022
見事、合格!!
男の子は、「屋久先生とのやり取りがなければ、絶対に無理だった」と感謝をつづり、合格通知の画像を送ってくれたのです。
【ネットの声】
・継続する受験生も、見守り続け支え続ける屋久先生、すごい。
・感動した…。
頑張る本人はもちろんすごいけど、あまり口を出しすぎない先生の姿勢も尊敬。
・グッときて泣いた。心からおめでとうをいいたい。
・優しい世界。合格おめでとう!
500日以上、目標に向かって努力し続けた男の子と、屋久さんのやり取りとその結末に、胸が熱くなりますね!
さまざまな人のチャレンジを見守っている
男の子が屋久さんにメッセージを送ったきっかけは、屋久さんのライトノベル作品『弱キャラ友崎くん』が関わっているのだとか。
『弱キャラ友崎くん』は、作品の主人公である友崎文也が、さまざまな課題を乗り越えながら成長していく物語です。
Twitter上では、作品のファンが『友崎くんチャレンジ』と称し、作中に出てくる課題を実践しながら、成長しようと努力する人が登場。
そこから、多くの人が屋久さんに「努力する姿を見てもらいたい」とメッセージを送るようになったそうです。
中には、筋トレを100日間続け、ムキムキになった男性も…。
これは100日間欠かさず筋トレの写真をDMで送りつづけてきた漢と、それを受け止めつづけたライトノベル作家の絆の物語である pic.twitter.com/5grE8Mo9Sl
— 屋久ユウキ (@Yaku_yuki) September 8, 2020
屋久さんの激励や優しい言葉は、多くの人の心の支えとなっているようです!
[文・構成/grape編集部]