【妻、小学生になる。第10話 感想】『つま、しょー』が視聴者に伝えたメッセージ・ネタバレ
爆買いも程々に…と思うが、愛する娘が買ったものを身につけている姿を貴恵は見ることはできないからこそ、思い出と合わせて残そうとしたのかと思う。
帰ったら掃除と洗濯。最期の一日だというのに買い物と掃除なんて普通すぎる気もする。
しかし、このありふれた日常は、貴恵にとっては特別な日常なのだ。
家族や我が家のため、そして大切な人達の明日や未来のために、今したいことをする。気づいたら後回しにしない。
これも、この家族が私たちに教えてくれた、すぐ近くにありすぎて見えない日々の過ごし方だった。
『妻、小学生になる。』最終話で、にくい演出
何もしてあげられなかったことを後悔していた麻衣に、貴恵は恋人の蓮司(杉野遥亮)に会いたいと頼む。
家に来てくれたとき「一人になりたい」と壁を作ってしまった麻衣をそっと後押しする貴恵。蓮司と出会うきっかけを作ったのは、同じように引っ込み思案な娘の背中を押した貴恵だ。「やりたい遊びがある」と切り出した貴恵が始めたのは、まさかの両親への結婚挨拶ゲーム!
こんな時だけ小学生ぶる貴恵の無邪気さにも乗ってくれる蓮司の優しさを、貴恵は確かめたかったのかもしれない。