【妻、小学生になる。第10話 感想】『つま、しょー』が視聴者に伝えたメッセージ・ネタバレ
ただの遊びでよかったのだ。
しかし、麻衣との将来を約束する真剣な蓮司。貴恵の目に涙が溢れる。
「思いもよらないことも起きるかもしれないけど、麻衣と一緒に色んな幸せをたくさん見つけていってください」
ここで万理華の姿ではなく、貴恵に戻るのが刺さる演出だった。
本当のその時を迎えることができないとしても、今確かに麻衣の母親として、大事な娘の幸せな未来が見えたのだ。
一方、読み切りが決定した友利(神木隆之介)は加筆のために出版社から出られないでいたが、窓越しに万理華の姿を見つけ、駆け寄る。
貴恵は、万理華として話をする。
もう一度戻ってきたのだから貴恵として話をしないのかと思ったが、小さい頃から語っていた夢が叶おうとしている瞬間を邪魔したくなかったのだろう。
帰っていく友利に、貴恵と同じ強さを確かに感じた。
圭介は今までを振り返っていた。
圭介の記憶の中の貴恵は、ずっと笑顔だ。最初に会った時から、ずっと励まし、家族の幸せを考えていてくれた。
最後にしてあげられること…。ハッと思い出した圭介は慌てて守屋(森田智望)に電話をかける。
「僕の亡くなった妻が帰ってきたんです!」