【妻、小学生になる。第10話 感想】『つま、しょー』が視聴者に伝えたメッセージ・ネタバレ
思えば最初の頃は、周りの目を気に留めない圭介に危機感を持ってほしいと思う人も多かったと思う。
しかし二話でのこの言葉。
「君と一緒にいるこの時間を、嘘やごまかしで費やしたくないんだ、一分一秒も」
圭介は馬鹿がつくほど真っ直ぐなのはずっと変わっていない。ただ、周りのことも考えられるようになった。
守屋にこの事実を伝えられたのも、頼み事ができるのも、家族という殻に篭っていた圭介に信頼できる人ができたという証拠なのだと思う。
圭介たちから貴恵への『プレゼント』
買い物から帰ってきた貴恵を出迎えたのは、圭介と手作りのレストランだった。
貴恵の笑顔を巡る中で思い出したこと、圭介達がしてあげたいこと、それは貴恵の夢を叶えてあげることだった。
寺カフェの弥子(小椋梨央)、マスター(柳家喬太郎)に常連の中村(飯塚悟志/東京03)。
ラビットフーズの守屋、宇田(田中俊介)や副島(馬場徹)、詩織(水谷果穂)や蓮司も。皆、貴恵が帰ってきたからこそ繋がれた人達。
シェフとして調理場に立つ貴恵は、沢山の笑顔の中にいる圭介と麻衣を眺めていた。
もう、私がいなくても孤独じゃない…。
秒針が、動く。