【妻、小学生になる。第10話 感想】『つま、しょー』が視聴者に伝えたメッセージ・ネタバレ
でも貴恵がいない今も、風車は回り続ける。
最終話までこの奇跡を見守ってきた人だけが気づくこの変化に涙が溢れた。妻を亡くし生きる希望をなくした夫と娘が、最愛の妻に再会し、人生に希望を見出す新島家の愛の物語。
しかし、それを超える意味があった。この奇跡は人と人との繋がりを確かに築いていった。
『妻、小学生になる。』が伝えてくれた大切なメッセージ
最後に、劇中に登場する生まれ変わりを描いた一冊『君と再び』の言葉を引用する。
後悔や反省を乗り越えない限り時間が進んでも人生は進まない。
あの時、こうしておけばよかった。あの時もっと考えれば別の可能性があった。
そんなことを思わないための人生の選択肢が人生には必ず残されている。
大切なものはいつか壊れるし、失うくらいなら現実から目を背けたくなってしまう。
しかし、いつまでもなくしたものを見ていては、ずっと暗い絶望のままなのだ。
迷いながらでも、前を向き、大切な何かのために今できることをすることが、残された人生の選択肢だと思う。
この物語が私達に伝えてくれた大切なメッセージ。
目の前にある小さな奇跡を、幸せのきっかけを見つけられますように。
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[文・構成/grape編集部]