中村雅俊「一発屋かって…」 インタビューで語った胸中とは?
5代目の先生役だったんですけど、先生役の人はみんな歌を出すことが決まっていて、俺ももれなくという感じでした。
それで出した『ふれあい』が、オリコンで10週間トップだったんです。
やっぱり考えるんですよ、チラッと横切るものがある…。
――横切るもの?
『一発屋』かって。
最初から主演でデビューをして、歌まで出して、「これを何年も続けられないだろうな」という思いは、チラッとありました。
だけど、持ち前の楽観的な性格が、よかったところもあると思います。ほかにもヒット曲を残すことができましたし、コンサートツアーもできましたし…。
ドラマに関しても、自分のデータを確認したら、連続ドラマ主演が34本ありました。
「俺ってけっこう、頑張ってやってきたじゃん」みたいには、思いますね。
中村雅俊「主役を演じ、歌を出すという運命から始まって、今の自分がいる」
最後に、中村さんからメッセージをいただきました。
過去を振り返ってみて、分かることは多いです。
実は、これまでの自分が前へ進んでいくエネルギーになっているんですよ。ガソリンですよね。
自分自身がどうなるのか、未来になにが待っているのかは、まったく分かりません。