車から猫の鳴き声が… JAFスタッフが確認した結果に「涙腺が…」「素晴らしい!」
千葉県成田市の市議会議員である星野慎太郎(@naritahoshino)さんは、ある日、友人からこういった連絡を受けました。
「車のボンネットから、猫の鳴き声が聞こえる」
既に5月になっているとはいえ、2022年の春は寒暖差が激しく、肌寒い日が続いています。
猫は暖かい場所を求めて、車のボンネットに侵入することも。そのため、世間では車に乗る前にボンネットを叩く『猫バンバン』を推奨しているのです。
「もしかすると、ボンネットに猫が入り込んでしまったのかもしれない」…そう思った星野さんと友人は、車に関するトラブル対応などを行う『日本自動車連盟(以下、JAF)』に連絡。
その後、速やかに駆け付けたJAFのスタッフは、ジャッキを使って車体を持ち上げ、下部のパネルを外しました。
すると、中から出てきたのはまだ目も開いていない状態の、とても小さな猫の赤ちゃん!
星野さんと友人、JAFのスタッフによる懸命な捜索活動の結果、1つの小さな命が救われたのです。
朝、友人宅の車のボンネットからネコの鳴き声がすると一緒に探すも姿が見えず。
JAFさんにジャッキアップして下部パネルを外してもらうとこんなに小さな仔猫が‥‥。親身になって保護して下さったJAFさんありがとうございます。ミルクボランティアのTさんへ。ありがとう昨日亡くなった母猫の子かも‥ pic.twitter.com/qXPBktuhej— 星野慎太郎 (@naritahoshino) May 1, 2022
猫の母親は暖かい場所を求めると同時に、外敵から身を守るため、子猫をボンネットに連れ込んだのかもしれません。
もし救助活動を行わなかったら、生まれたばかりで弱っていた子猫は、そのまま命を落としていた可能性が高かったでしょう。
保護された時は衰弱しており、体重が118gしかなかった子猫。切れた口元からは出血もしていましたが、ボランティアに保護され、元気を取り戻しているといいます。
昨夜の様子です☺️ pic.twitter.com/1Z92OdXqHI
— 星野慎太郎 (@naritahoshino) May 2, 2022
Twitterに投稿された救出劇は拡散され、多くの人から「優しさの連鎖が素晴らしい!」「暖かい話で、涙腺が…!」といった声が寄せられました。
また、投稿をきっかけに『猫バンバン』の重要性を再認識した人が続出したようです。
先述したように、気温の低い時期以外でも、なんらかの理由で猫がボンネットに入り込む可能性があります。
『運転前に車を軽く叩く』という少しのアクションで猫の命を守ることができるので、広まってほしいですね![文・構成/grape編集部]