【『正直不動産』第5話感想・考察】山下智久演じる永瀬の魅力を徹底解説!安心感の理由はこれだった
改めて月下が家を探そうとするも、何か言いたそうな素振りを見せる父親。それは自身の再婚についてだった。
新しい家族と住む家を娘に探させることに申し訳なさを感じていたのである。
なかなか言い出せない彼に代わって永瀬がそのことを伝えると、淡い期待を抱いていただけに月下は動揺を隠せない様子。
しかし、父親に私たちのことは気にせず幸せになってほしいという想いから目を潤ませながらも「(再婚のこと)知ってたよ」と告げた。
これが月下がついた『優しい嘘』である。
「正直」と向き合うはずのドラマが、時には相手を傷つけないための優しい嘘も必要なのだと教えてくれた瞬間だった。
月下の優しい嘘に気付いた永瀬は声を掛けるも、強がる彼女を優しい目で見つめている。
部下と上司の関係にすぎないが、確実に二人の間に強固な信頼関係が築かれていることを噛み締めるラストとなった。
信頼でき、頼れる上司がいれば、部下もきっとたくましく成長するだろう。
スパイの正体も明らかになり、ドラマに不穏な空気が立ち込める。
しかし、私たちには永瀬がついている。まだ見ぬ次回も、どんな展開になろうと永瀬がいればきっと大丈夫。
そんな約束をしてくれたような第5話に思えた。
[文・構成/grape編集部]