耳の聞こえない女性が出会った『不思議なママさん』 理由に「泣いた」「こうなりたい」
人と人のつながりによって、社会は成り立っています。誰もが日常生活を送るうえで、他者とつながっているのです。
そして、出会いと別れを幾度と繰り返す中で、時には運命を感じる出会いを経験することも。
2児の母親であるミカヅキユミ(@mikazuki_yumi)さんは、ある日『不思議な人』との出会いを果たしたといいます。
耳が聞こえない女性が出会った『不思議なママさん』
生まれつき耳が聞こえない、ミカヅキさん。そのため普段は手話や筆談、口の動きを読み取る『口話』を使って、コミュニケーションをとっています。
そんなミカヅキさんは、数年前に子供たちを連れてホームセンターを訪れた際、同じく幼い子供を連れた母親と出会いました。
後に『サヤちゃん』と呼ぶことになるこの女性に対し、ミカヅキさんは初対面の時から不思議な感覚があったといいます。
『不思議な感覚』の理由は…
ホームセンターで出会った不思議なママさんの話(2/2) pic.twitter.com/TzsXk9iUpr
— ミカヅキユミ (@mikazuki_yumi) May 12, 2022
ホームセンターで会話を交わし、交友関係を深めるようになった、いつも笑顔で物腰の柔らかい『サヤちゃん』。
彼女と接するたびに、ミカヅキさんは不思議な感じがしたといいます。彼女はいつも自然と、耳の聞こえない人に合ったコミュニケーションをとっていたのです。
視線を合わせるようにしたり、背中や肩を優しく触れて合図をしてくれたり、音声アナウンスの内容を伝えてくれたりと、『サヤちゃん』はいつも心地よい対応をしてくれました。
不思議に感じたミカヅキさんが話を聞くと、実はミカヅキさんの友人でつながっていたことが発覚!これは『運命の出会い』といっても過言ではないでしょう。
・うまく言葉にできないけど、心がじわっと温かくなって泣いた。・なんだか自分まで嬉しくなっちゃった!素敵な人間関係だなあ。
・「運命って本当にあるのかも」と思えた。
自分もこうなりたい。
これまでも『サヤちゃん』だけでなく、聴覚障害者が近しい間柄にいた人と、何度か出会ったことがあるというミカヅキさん。
そういった人たちの柔らかい接し方に触れ、「その人たちが過去に出会った聴こえない人に『ありがとう』といいたくなる」とコメントしています。
きっと聴覚障害に限らず、いろいろな人は無意識のうちに人とのつながりを経て、優しさを身に着けていくのでしょう。
そしてその優しさは、他者と交流をすることによって自然と社会に広がっているのではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]
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