2022年5月16日 10:41
【持続可能な恋ですか? 第4話 感想】それぞれの『頑張る』の意味 杏花が見つけた答えとは
そういいかけて、杏花はハッとする。「頑張って」という言葉が自分の頭の中に跳ね返ってくる。
自分が颯に向けた、背中を押すための「頑張って」。じゃあ、あの時、晴太が迷う自分に伝えてくれた「頑張れ」の意味は…?
杏花が見つけた「頑張れ」の意味
ヨガレッスンで杏花はヨガではあまり使わないとされる『頑張る』を生徒に語る。
「自分の本当の気持ちを教えてくれるのは、時に他人の存在だったりします」
心が温かくなったり、悲しくなる瞬間。そこに思い浮かべるのは晴太の存在だった。
杏花は生徒に話しながら、ヨガで自分の心の中を整理してきたのだ。
ヨガは生徒にとっても、自分にとっても頑張ったことを、そしてありのままを認めてくれる場所なのだ。
「力を抜くために頑張らない。それでも言いたいです。『頑張って』も優しさだから」
レッスンに訪れていた颯の目を鏡越しに見つめながら、杏花は「頑張って」と伝える。そして自分に向けても、「頑張って」の応援を。
颯の「もう頑張らなくていい」と晴太の「もっと頑張れ」。
これまで頑張ってきた自分を認めてほしいと一番に願う人ならば、颯の言葉が沁みるはずである。
でも、その中で杏花が欲しかった言葉は「頑張れ」