眠れなくなるほど、左肩の痛みに襲われた男性 診断を受けた意外な症状が?
仕事中、左肩に激痛が走ったという、漫画家の黒木崇文(@IKUMAN4)さんのエピソードを紹介します。
当時、30歳だった黒木さん。
妻が、左肩の痛みから考えられる病気をネットで調べると、心臓病の可能性があったといいます。
命の危険を感じた黒木さんが、日曜日に病院に行くと、予期せぬ診断を受けました。
黒木さんが、病院で診断されたのは、『四十肩』!
『四十肩』は頻発する肩関節の痛みや、腕が上がらない、手が後ろに回せないといった症状です。
主に、40~50代の人に起きるといわれています。
医師から「個人差はあるから」といわれたものの、当時30歳だった黒木さんは、ショックを受けました。
整形外科を訪れようとするも…
肩に石ができて漫画が描けなくなりそうになった話・石灰沈着性腱板炎(2/2)【改訂版】 pic.twitter.com/uTOR3ACb98
— 黒木崇文 (@IKUMAN4) May 15, 2022
診療所でもらった湿布薬などを使っても、黒木さんの肩の痛みに効きませんでした。
仕事にも影響し、痛みに耐えきれなかった黒木さん。
専門的な診断や治療を求め、整形外科を翌朝に訪れることを決意し、寝ようとします。
しかし、猛烈な痛みのあまり、姿勢を変えても眠れなかったのです!
翌朝、黒木さんが整形外科に行くと、医師から『四十肩』ではなく、『石灰沈着性腱板炎(せっかいちんちゃくせいけんばんえん)』と診断を受けました。
公益社団法人日本整形外科学会によると、『石灰沈着性腱板炎』は次のような症状とされています。
40~50歳代の女性に多くみられます。肩腱板内に沈着したリン酸カルシウム結晶によって急性の炎症が生じる事によって起こる肩の疼痛・運動制限です。
この石灰は、当初は濃厚なミルク状で、時がたつにつれ、練り歯磨き状、石膏(せっこう)状へと硬く変化していきます。石灰が、どんどんたまって膨らんでくると痛みが増してきます。
そして、腱板から滑液包内に破れ出る時に激痛となります。
公益社団法人日本整形外科学会ーより引用
黒木さんの場合、石灰が徐々に固まり、激痛に襲われたのでしょう。
その後、黒木さんは治療や薬で痛みを抑えられているといいます。
肩が痛くては、日々の仕事だけでなく生活にも支障が出ます。
また、年齢や性別に限らず、いつどんな症状や病気に見舞われるかは分かりません。
異変を感じたら、早めに病院で受診するのが大切といえますね。
[文・構成/grape編集部]