篠原ともえが作った、着物が…? 「感動した」「すごくかっこいい!」
篠原さんが賞を受賞した作品がこちらです。
この作品は、日本の皮革産業と職人技術の認知向上を目的に制作された革製の着物。
篠原さんと埼玉県草加市の職人が協力して、美しい革製の着物を作り上げました。
本来、廃棄せざるを得ない革の端を用いた同作品。
端材特有の曲線を、動物たちの住む山の稜線に見立て、水墨画のような風景を表現したそうです。
2つの賞を受賞したことについて、篠原さんは自身のInstagramでこのように語っています。日本の皮革産業の技術力と、受け継がれてきた職人技を世界の舞台で披露し、高い評価をいただくことは本当に光栄です。
かけがえのない伝統の橋渡しをすることも、私たちデザイナーの責務だと感じています。
tomoe_shinoharaーより引用
篠原さんは、同作品を制作するにあたって、すでに定年退職していた職人にも協力を仰いだのだとか。
結果、その職人の技が優れたものだと再確認され、工場にて技術を継承する流れが生まれたそうです。
同企画があったことで、失われていた技術が受け継がれたのは、素敵なことですね。
篠原さんの取り組みに、さまざまな声が上がっています。