【持続可能な恋ですか? 第6話 感想】ともに生きる上で『大事』なこと
そして想いを伝えられぬまま朝を迎え、颯が見たのは、同じテントから出てくる杏花と晴太だった。
颯はその後、いつも通りレッスンに出かける杏花を見送る。何も見てない、何も知らないふりをして。
颯にとって、杏花は近すぎて遠い存在になってしまったのだ。
自分が見ることができなかった、杏花が好きな人に向ける笑顔をただ見るだけの…。
「家族になっちゃったな」
颯は、杏花の家を出て行ってしまった。報われない気持ちを抱えた颯の背中がただ切なく見えた。
相手の『呼び方』をめぐる考え方の違い
一方、林太郎(松重豊)と明里(井川遥)はウォーキング中に、明里のお見合い相手の男性が、「結婚したらパートナーと呼びたい、うちの嫁とは呼びたくない」と言ったのに対し、違和感を感じた話をしていた。
一度は仕方がないことと割り切って、また男性と会っていた明里だったが、「美人すぎる女医」と言われてまた違和感を感じていた。
そんな時、「女性配偶者を何と呼ぶべきか」を林太郎が語っているラジオが偶然聞こえて来る。
「何でもいいんじゃないですかね?相手への敬意があって、呼ばれる方がそれでよしとするならば」
林太郎の言葉で、明里はその違和感の正体に気づき、男性に別れを告げる。