2022年6月4日 19:22
日本語で何度も「大丈夫」 交通事故に遭った女性を助けた米軍衛生兵に、称賛の嵐
2022年6月3日、在日米海兵隊広報室によるウェブサイト『Marines』上で、米軍の衛生兵が、負傷した地元住民に応急処置を施したことを報じました。
救助劇があったのは、沖縄県宜野湾(ぎのわん)市にある国道330号線。
同月1日16時過ぎ、日常勤務を終えたアーロン・クロス一等兵曹は、米海兵隊基地キャンプから自宅へと向けて車を走らせていました。
その時、老夫婦の乗った車と、地元女性の運転する車が衝突する交通事故を目の当たりにしたといいます。
衛生兵の的確な救助に称賛の声
素早く車を止めたクロス一等兵曹が救助に向かうと、車の中には顔中血だらけの女性が、呆然と座っていました。
「動かないで」と話しかけたものの、女性はふらふらと車外へ。
女性を近くにある駐車場へと誘導したクロス一等兵曹は、常時携帯している医療用品の入ったバッグを取りに、自分の車に引き返しました。
その後、女性の額にできた大きなコブと、7~8cmの深い切り傷をガーゼと包帯で止血。
続けて、もう一方の車に乗っていた老夫婦のもとにも走ります。
クロス一等兵曹が、年配の女性に向かって「どこ痛い?」と日本語で問いかけると、「大丈夫、大丈夫」