【『正直不動産』第9話感想・考察】愛着の湧くキャラクター、永瀬・山下智久にキュンとした瞬間
ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。
2022年4月スタートのテレビドラマ『正直不動産』(NHK)の見どころや考察を連載していきます。
女が男を養うなんてありえない。職場で女というだけでナメられる。
そんな時代はもう終わった。
正直不動産はメッセージの送り方が非常に上手い。
新しい時代を生きる我々へ、古い時代の考え方を捨てるよう気付きをくれる。
多様化してきた現在、これまでの固定観念とはおさらばしなければならない。
女性は家庭に入り、男性は外で働く。これはもう当たり前ではないのだ。
別に女性の方が収入が高ければ女性が養えばいい。男性が育児をしたっていい。
女性だから見下され、無下に扱われる。そんな職場はこの時代にはそぐわない。
そのような考えが徐々に浸透してきてはいるものの、やはりまだ『当たり前』な世の中ではない。
それなのに、永瀬(山下智久)や月下(福原遥)は「そんな時代、まだあるんですね」とあえて言い切った。
古い固定観念を持ったままの人は、このセリフにグサリと来たのではないだろうか。
正直不動産はその考えを容赦なく『時代遅れ』であることを示した。