【『インビジブル』感想 最終話】濁った霧の晴れるとき
失われた命もあるから、何が最善だったかはわからない。
だからこそ、自分の正義を信じる気持ちがなければ、志村もキリコも前には進めないのだろう。
ラストシーンで志村の横からキリコは姿を消しているが、これは物理的に距離が離れていても二人の信頼が変わらないことの暗喩(あんゆ)だと思いたい。
恋をする前提でも、家族でもない異性のバディを描く仕事系のドラマは、次期のドラマにも数本見られ、この先しばらくトレンドになるのではないかと思う。
そんな流れの中でも、刑事と犯罪者という異性バディは相当異色ではあるけれど、演者の熱演もあって、その信頼感には揺るぎないものがあった。
楽しかった三ヶ月間の視聴に、心から感謝したい。
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[文・構成/grape編集部]
かな
Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。
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