人生初の110番 駆け付けた警察官が『してくれたこと』に感謝
・ハトの恩返しがあるかもしれないですね!
・通報した勇気に拍手したい。
・きっと善意で来てくれたんだろうな。警察官の優しさに感謝!
木下大悟(dai09060906)さんがTikTokに投稿した動画に、そんな声が上がっています。
動画に映っているのは、警察官とハト。
ある光景を目にした木下さんは、悩みながらも人生初の110番通報をしたといいます。
身動きがとれなくなったハト
その日、木下さんが発見したのは、ネズミ捕りに掛かってしまったハト。
多くの人が素通りする中、木下さんは「見て見ぬふりはできない」と思います。
警察官が、罠に掛かったハトの対応をしてくれるのかは不明だったため、相談しようと110番へ通報しました。
その結果をご覧ください!
@dai09060906 ネズミ取りに掛かってしまったハトさん。 見て見ぬふりをして素通りする人ばかり。 それはできないと思い人生初の110番。 嫌な顔一つせず通報してくれてありがとうと言い、躊躇せずハトを救うお巡りさん。 感謝。#お巡りさん #警察官#動物を守ろう ♬ 天ノ弱 - ひなの
電話で「もちろん大丈夫です」と答えた警察官。
手袋を着用のうえで現場に駆け付け、対応してくれました。
本来であれば、『傷病野生鳥獣救護事業』を行っている県の自然保護課や、地域振興事務所などに連絡したほうが適していたかもしれません。
しかし、普段から野生鳥獣の保護を想定していなければ、一般の人はとっさに判断できないでしょう。
木下さんによると、その後ハトは無事に保護されたといいます。
野生の鳥を救っていいの?いろいろな考え方
考え方によっては、野生鳥獣の生死は、自然界の食物連鎖に欠かせないため、ハトの救助を疑問に思う人もいることでしょう。
生態系のことを考えると、人間が手を出すべきではない場面もあるかもしれません。
一方で、人には野生鳥獣を大切に想う気持ちがあり、以前から傷付いた動物たちを助けてきました。
自然の中で傷付いたのではなく、今回のように人為的な原因がある場合は、「人が助けるのは当然なこと」という考えもあるようです。
目の前の命を助けようとした、木下さんと警察官の行動は、人として自然なことなのではないでしょうか。野生鳥獣との関わりと、命について、改めて考えさせられますね。
[文・構成/grape編集部]