2022年7月11日 17:43
何日も消火栓のそばから離れなかった犬 理由に「胸が張り裂けそう」
犬が飼い主にとても忠実なことは、よく知られています。そんな犬たちの純粋な思いは、時に悲しい現実を招くことがあるようです。
アメリカで動物保護活動をしているスゼット・ホールさんのもとに、1匹の犬の情報が入りました。
その犬はもう何日間も、住宅地にある消火栓のそばに座り、そこから離れようとしないのだそう。
心配した近所の人が保護しようとしましたが、犬は逃げてしまい、捕まえられずにいました。
そこで、スゼットさんに助けを求める依頼がきたのです。
自分を捨てた飼い主を待ち続ける犬
スゼットさんが駆け付けると、通報どおり、犬は消火栓のそばに座っていました。
彼女が水をあげると、犬はあっという間に飲み干しました。
よほどノドが渇いていたのでしょう。
リードでつながれているわけでもないのに、その犬が消火栓のそばから動かない理由は容易に想像できます。
きっと犬は、その場所で飼い主を待ち続けているのでしょう。
近付くと犬は逃げるため、スゼットさんはワナを仕掛けたケージの中に食べ物を置いて、いったんその場を離れることに。
そして、しばらくして戻ると、犬は暴れることもなく、おとなしくケージの中に入っていました。