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カプセルトイに入っていた1枚のメモに「地味に欲しい」「回してみたくなった!」

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カプセルトイに入っていた1枚のメモに「地味に欲しい」「回してみたくなった!」

カプセルトイの中身といえば、おもちゃや小さめのぬいぐるみといったものが一般的。

しかし、中には一風変わったものもあるようです。

ピタぱん(@pitapan2525)さんは、街中で目にした『カプセルトイ』に、思わず興奮しました。

こんなのを見てしまって、引かない人なんている?

カプセルトイの中身は、おもちゃやぬいぐるみといった類ではありません。

手書きのメモ1枚が、入っているだけだったのです…!

カプセルトイに入っていた1枚のメモに「地味に欲しい」「回してみたくなった!」
カプセルトイに入っていた1枚のメモに「地味に欲しい」「回してみたくなった!」
カプセルトイに入っていた1枚のメモに「地味に欲しい」「回してみたくなった!」

カプセルトイの中身は、見知らぬおじいさんたちの豆知識が書かれたメモ!

『おじいちゃんのクソどうでもいい豆知識メモ』として、手書きのメモがカプセルトイに入っているのです。

ピタぱんさんが引いた豆知識は、枝豆やお茶漬けのあられに関するもの。

思わず「へぇ~」と感心してしまいそうですが、メモにあるように、「まあ知らんでも困らんけどな」といった情報ともいえます。

ほかにも、ピタぱんさんは『お母さんの秘伝カレーレシピ2』というカプセルトイも目撃していました。


こちらは、カレーライスのレシピに関する手書きのメモが入っているようです。

手書きのメモが中身のカプセルトイは、「地味に欲しい」「回しに行きたくなった」といった注目を集めました。

開発者に聞いてみた

開発した担当者に話を聞いてみた


『おじいちゃんのクソどうでもいい豆知識メモ』『お母さんの秘伝カレーレシピ2』を考えたのは、クリエイティブユニット『マサ最高』。

担当者に、開発の秘話などを聞いてみました。

『マサ最高』は、「おじさんたちが遊び半分で考えたこと」を商品化しているチームだそうです。

『おじいちゃんのクソどうでもいい豆知識』よりも前に、『お母さんの秘伝のカレーレシピ』がカプセルトイに登場。

誕生したきっかけは、コロナ禍で『マサ最高』のメンバーが地元に帰省できなかったことだったといいます。

コロナ禍になり、地元に2年間ほど帰れていないメンバーがいた時のことでした。
「実家のご飯が食べたいなぁ」と1人がいったら、「どんな食事がおいしかったか」という話になり、さらに変わったカレーライスの話題で盛り上がりました。

その時、他人の家庭で出てくるカレーライスには謎めいている部分もあるだろうと思ったんです。

親せきや友人たちにレシピを聞いてみて、面白いと思ったものをカプセルトイの中身に選びました。

新型コロナウイルス感染症が国内で流行し始めた2020年は、帰省を控える人が増えるなど、人と人との交流が減った時期でした。

人のぬくもりを感じにくくなったからこそ、チームのメンバーは「ユーモアだけでなく温かみもあったほうがいいだろう」と考え、レシピは1枚いちまい手書きに。

これまでにない視点が受けてか、『お母さんの秘伝カレーレシピ』は大人気!第2弾が誕生することになります。

手書きシリーズで新たな中身を考えていたメンバーは、昭和のカルチャーが世の中で流行っていると知りました。

それが、『おじいちゃんのクソどうでもいい豆知識』が誕生したきっかけにつながります。


テレビ番組で、昭和の雰囲気がただようインテリアとかの『昭和レトロ』が、「エモい(『素敵な気持ち』を意味する若者言葉)」と話題になっていると聞いたんです。

でも、そうしたモノを作った人たちは注目されていないように感じました。

彼らの中にも、『エモい』部分があるのではないかと思い、おじいちゃんたちを深掘りしてみることに。

「雑学を教えてほしい」と聞き、結果的に面白いと思った情報を中身として採用しました。

長年の人生経験があるからこそ、さまざまな情報が出てきたようですね。

『お母さんの秘伝カレーレシピ』『おじいちゃんのクソどうでもいい豆知識』をはじめとする手書きのメモシリーズは、累計10万個を超える大ヒットを記録しているといいます。

スマホが普及し、デジタル社会の現代では、文字を書く機会は減ってきているでしょう。

また、インターネットやSNSの発展で、知りたい情報が簡単に手に入る昨今。


そんな時代だからこそ、手書きのメモが入ったカプセルトイは珍しく、人気を博しているといえそうですね!

[文・構成/grape編集部]

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