【オールドルーキー 第3話感想】演技に違和感?!綾野剛の計算し尽くされた役作り
ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。
2022年6月スタートのテレビドラマ『オールドルーキー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。
綾野剛の演技といえばどんなイメージがあるだろうか。
『コウノドリ』(TBS系)のような優しいイメージもあれば、『アバランチ』(フジテレビ系)のようなワイルドで力強いイメージもあるだろう。
そんな綾野剛を見てきたからこそ、現在、放送中の『オールドルーキー』(TBS系 日曜夜9時〜)は少し違和感を覚えないだろうか。
私の言う違和感というのは、綾野剛が『普通』なことである。
誰にでも優しくて、仕事に真面目で、情に厚い。
感情表現も豊かである。
ドラマの主人公としてあるべき姿をしているはずなのに、なんだか物足りない。
この物足りなさは、きっとこれまで数々の作品で、綾野剛という俳優の異色を放つ演技を見続けていたからではないだろうか。
良い意味で『目立たない』主人公。でも、その目立たなさがいかに大事なのかを第3話で気付かされたのである。
綾野剛はあえてこのような役を作り上げているのかとさえ感じた。