トトロがサツキを助けた理由って? 「素敵」「そうだったのか!」
1988年に公開された、スタジオジブリのアニメ映画『となりのトトロ』。
1955~1964年頃の、自然豊かな舞台で描かれる不思議で心が温まる物語は、老若男女問わず幅広い世代から人気を博しています。
人々を魅了してやまない『となりのトトロ』が、映画番組『金曜ロードショー』(日本テレビ系)にて、2022年8月19日に放送されました。
『となりのトトロ』の裏話や豆知識
同日、『金曜ロードショー』のTwitterアカウントは、『となりのトトロ』にまつわるさまざまな裏話や豆知識を公開。
人々の注目を集めた同アカウントの投稿をまとめてご紹介します!
サツキとメイの『お父さんの声』
物語の主人公であるサツキとメイの父親の声は、コピーライターで知られる糸井重里さんが担当していたことをご存知ですか。
サツキやメイを温かく見守り、優しく接する声は、聞いていてとても落ち着きますよね。
おとうさんの声を担当しているのはコピーライターの #糸井重里さん。声のイメージは「子どもと友達でいられるおとうさん」。
「#トトロ」&「#火垂るの墓」で初めて #ジブリ映画 のコピーを担当することになった糸井さんは最初続く pic.twitter.com/JgzDQiWi1u— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) August 19, 2022
続き「このへんないきものは、もう日本にはいません。たぶん。」というコピーを提案しましたが、#宮崎駿監督の希望で「まだ日本にいるのです。」にコピーを変更。「でも、やっぱり『たぶん。』は必要だと思ってつけさせてもらいました」と糸井さん#となりのトトロ#ジブリ#金曜ロードショー
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) August 19, 2022
サツキが抱えた薪をさらった風の正体
夜、サツキが1人外に出て、薪を運ぼうとするシーン。突如強風が吹き、薪が空高く飛んでいきます。
この時、『ネコバスが通ったから強風が起きた』という設定があることを、同Twitterアカウントがほのめかしていました。
突然強い風が通り抜けた原因がネコバスなら納得ですね!
薪木をさらっていく一陣の風だけで、何か不思議なことが始まる、と予感させる名場面。#宮崎駿監督は日常の中の非日常である台風の一夜だけでも、十分子供をワクワクさせることができる1本の映画を撮れると語っています。
ちなみにこの時通ったのは #ネコバスという設定も…⁉️#となりのトトロ pic.twitter.com/ZS5ItA4RPs— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) August 19, 2022
サツキの『年齢』
サツキは、小学6年生の女の子。しかし、初期段階では、小学4年生の設定だったそうです。
「あまりにもしっかり者すぎる」という理由から、公開前に年齢が引き上げられたといいます。
#サツキ は小学6年生。初期段階では小学4年生の設定でしたが、あまりにもしっかり者すぎるということで年齢が引き上げられました。声を担当したのは「タッチ」の浅倉南役や、「名探偵コナン」の世良真純役でおなじみの #日高のり子さん。続く pic.twitter.com/puaxy9llLm
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) August 19, 2022
#メイ は天真爛漫で好奇心旺盛な4歳の女の子。声を担当したのは #坂本千夏さんです#となりのトトロ#スタジオジブリ#金曜ロードショー
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) August 19, 2022
女の子は『1人』の予定だった?
宮崎さんは当初、『となりのトトロ』に登場する女の子は1人だけの設定にしていました。
その後、同時上映されるスタジオジブリのアニメ映画『火垂るの墓』の上映時間が予定より長くなっていることを知り、女の子を2人の設定に変更して上映時間を伸ばしたのだとか。
しかし、ポスターのデザインがどうしてもうまくいかず、サツキとメイの特徴を1人の女の子に集約して制作したそうです。
#宮崎駿監督が最初に思いついたのは「バス停でバスを待っていたらオバケがやってきた」という光景。当初は主人公の女の子は1人だけの設定でした。その後、同時上映になることが決定した「#火垂るの墓」の上映時間が予定より長くなっていることを知った #宮崎監督が、女の子を2人にすれば続く pic.twitter.com/75dcbEubbs
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) August 19, 2022
続き上映時間が同じくらいになるだろうと設定を変更。ポスタービジュアルも #トトロの隣に #サツキとメイ がいる構図で検討されましたが、デザインがどうもうまくいかず、結局、サツキとメイの特徴を1人の女の子に集約して、ポスターが制作されました#となりのトトロ#金曜ロードショー
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) August 19, 2022
トトロがサツキを助けた理由
トトロがサツキを助けた理由は、単純に『かわいいと思ったから』なのだとか。
サツキが探し求めるメイが近くにいることを分かっていたため、ネコバスを呼んだのだといいます。
単純明快な理由に、「かわいすぎる」「素敵」「そうだったのか」と、多くの人がクスッとしました!
#トトロには深い考えがあるわけではなく、単純に #サツキ をカワイイと思ったから助けてあげることにした。
そして #メイ がすぐそこにいるのはわかっているから #ネコバスを呼んであげた、ただそれだけなのだと #宮崎駿監督。続く pic.twitter.com/6OaY6Hc2Su— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) August 19, 2022
続き#トトロが一緒に #ネコバスに乗っていかなくても、そこにトトロがいるだけで #サツキとメイ は安心できるのです。むしろトトロが一緒に行ったらサツキは人間界に戻れなくなってしまうのではないかと監督は考えたということです#となりのトトロ#金曜ロードショー
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) August 19, 2022
サツキとメイを送り届けたネコバスの『行き先』
サツキとメイを無事送り届けたネコバスは、行き先を『す』としています。そう、役目を終えたため、自分の『巣』に帰ったのです!
猫のように体を丸めて眠るのか、はたまた『香箱座り』でうたた寝をするのか…想像を掻き立てられますね!
#サツキとメイ を自宅に送り届けた後の #ネコバスの行き先表示板に、何が書いてあるかご存知ですか❓ 書いてあるのは…「す」。サツキとメイの大冒険を見届けたネコバスは、この後自分の巣に戻っていくんですね#となりのトトロ#金曜ロードショー pic.twitter.com/6jBCWS6Rh6
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) August 19, 2022
『となりのトトロ』に散りばめられた細かい設定や豆知識を知れば、より作品を楽しめること間違いなし。
放送を見た人も見ていない人も、細部に注目しながら作品を見直せば、『となりのトトロ』に込められたメッセージを深く知ることができるかもしれませんよ!
[文・構成/grape編集部]