10年以上うつ病と闘っていると告白した永井佑一郎の言葉に「泣けてくる」
『抑うつ障害群』の1つとして分類され、国内では、およそ15人に1人が生涯で経験するといわれている『うつ病』。
仕事や生活のストレス、人間関係など、あらゆることが引き金となるのです。
「楽になりたくて、今の僕のことを書かせてもらいました」と、うつ病を患っていることを告白したのは、お笑いタレントの永井佑一郎さん。
永井さんは、10年以上、安定剤を服用しながらうつ病と闘っていることを明かしました。
楽になりたいから書かせて貰います。
自分の為に書かせて貰います。
甘えです。でも書かせてください。
そして、これを書いた事をきっかけに、次これしよう!とかだったり目標を立てそれに一日一歩ずつ何かしら行動出来る自分に戻れる様になりたいです。
僕は、花粉症は認めたら終わりだと思ってる方です。認めてしまうとそこから症状が加速してしまうと思っているからです。でも僕は今の自分を認めようと思います。
お笑い芸人として良くない事を書きます。
でも今の自分が楽になりたいだけ。お笑いの事でワクワクしてる自分に戻りたい。
お笑い芸人を続けて行きたい。
元気になって元気を与えれる人になりたい。だから、今の僕を書かせて貰います。
僕はうつ病です。
受け入れるしかない状態になってしまったので書かせて貰っています。
安定剤は10年以上飲んでいます。
でも10年以上仕事に支障が出るまでにはなっていませんでした。
ここ2年で色んな事に支障が出て来てしまいました。
ここ2年は眠れずに睡眠薬を飲み始める生活になりました。
最近は、睡眠薬を飲んでも眠れない日もあります。
僕はお笑い芸人を始めてから25年になりました。
この24年、当たり前ですが、どんな事があっても頂いた仕事を休んだ事はありません。自分のやりたい事をやらせて貰っている世界です。どんなお仕事の方でも自分の体調(人に迷惑かけてしまう症状以外)で、休ませて貰う事はありえないと思います。
でも、こないだ仕事をストップして欲しいとマネージャーに伝えてしまいました。
こんな僕でも忙しくさせて頂いてた時期も多少あります。でもその時は心は健康なので体が辛くてもワクワクが勝っていたので楽しくチャレンジが出来ていました。
今は、その時に比べたら何も忙しくもないスケジュールです。でも心が追いつかないんです。
前は、これをやってみたい!これをするぞ!これをやったら喜んでくれるかな?みたいな事で頭はいっぱいでした。
今はちょっと辛くて、日々の記憶もあまりなくて、助けて欲しいのが本音です。
こないだ倒れてしまい救急車に運ばれました。
騙し騙しやって来たけど遂に来てしまったか。と言った感じです。
たまに、お笑い芸人を諦めたり考えた事ないんですか?と芸人をやっていたら聞かれる機会もあると思います。
僕は本当にお笑いを諦めるとかを1ミリも思った事がなくて、俺にはお笑い芸人以外は絶対にないと思っていました。
でも、正直ここ最近その思いが少しだけ、ほんの少しだけ、ほんのほんの少しだけ揺らいでしまいました。
今の僕の状態については、色々調べて、回復するにはどーしたら良いかも調べたり、行動したりを2年位やっています。
僕なんかより辛い状態から回復した方も沢山いました。
今日、ここに書かせて貰った事で心が回復して、このうつ病をいじって貰える様になれる様にして行きたいです。
今の本音。
楽になりたい。
助けて欲しい。
お笑いを全力でやれる日が来て欲しい。
自分の為だけに、思いのまま書かせて貰っちゃいました。
最後にいじって貰えたら嬉しいです!
@ZERUBEX69ーより引用
【告白】
— 永井佑一郎(アクセルホッパー)∮リズムプランナー∮ (@ZERUBEX69) October 17, 2022
楽になりたくて、今の僕の事を書かせて貰いました☺️ pic.twitter.com/N2qU7isYSz
永井さんは、お笑いタレントという仕事に対し、ストイックに向き合ってきました。
休むことは極力避け、どんな仕事でも積極的に行ってきたといいます。
観客を笑わせたい一心でネタを作り、楽しい毎日を過ごしていたことも。
しかしうつ病は次第に悪化。かつてはまったく考えたこともなかった、お笑いタレントとしての引退が頭をよぎるようになったのです。
「楽になりたい。
助けてほしい」と赤裸々にうつ病と闘っていることを告白した永井さんのもとに、多くの応援の言葉がかけられました。
・うつ病になってもなお、人を笑わせたいと思えるのがすごく素敵です!応援してますよ!
・「甘え」と書かれていますが、この心境の時に告白できるなんて、相当な勇気を振り絞って、覚悟の上なんだと思います。
・私も現在同じくうつ病を患っています。永井さんのお気持ちを読んでいると、自分と重なる部分もありました。今は、ゆっくり休みましょう。自身を労るのも大事なことです。
今後、仕事の量をおさえつつ、うつ病の治療に向き合っていく永井さん。
うつ病が治り、仕事を本格的に再開した暁には、かつて永井さんが出演していたバラエティ番組『エンタの神様』(日本テレビ系)で、ネタを締めていた時のこの言葉をいってくれるのではないでしょうか。
サタデーナイトにまた会おう!
[文・構成/grape編集部]