魚に夢中で先生に注意された、さかなクン 『母がかけた言葉』に「見習いたい!」「素晴らしい教育」
さかなクンは『お魚タレント』としてだけでなく、魚類学者、そして母校である東京海洋大学では客員教授としても活躍しています。
2022年9月には、さかなクンの半生を描いた映画『さかなのこ』が公開。魚好きの少年が『さかなクン』になる経緯は、多くの人の胸を打ちました。
さかなクンに母親がかけた言葉に「涙が出た」
2022年10月、さかなクンのYouTubeチャンネル『さかなクンチャンネル』で、『子どもの“好き”を伸ばす子育て術』と題した前後編の動画が公開されました。
同月28日に公開された後編では、映画に入りきらなかった母親とのエピソードを中心に紹介。
さかなクンは、こうして『魚のプロフェッショナル』になることができた理由として、母親の教育方針が大きかったといいます。
自分が学校の授業もなかなか頭に入らなくて、テストの答案用紙にさえもタコちゃんとかお魚ちゃんまで描いて、学校の先生にも、すギョく(すごく)注意されたりしても、(母親は)「もっともっと勉強しなさい!何やってんの!」っていうことはなく、むしろ『タコ好き』『お魚好き』を本当に応援してくれまして。
学校の先生が「もっと授業にもっと集中してもらいたいです」っていう言葉を母に伝えても、母は「いや、うちの子は魚が好きで、絵を描くのが大好きなので、それでいいんです。
みんながみんな勉強ができて、みんながみんな同じように育ったら、そうなったらロボットみたいじゃないですか」っていう、お返事をしたっていうことを聞いたんですけど。
さかなクンチャンネルーより引用
魚のことが好きなあまり、時には学校の勉強がおろそかになってしまうこともあったという、子供時代のさかなクン。
そんな時も母親は優しく、温かく見守ってくれたのだとか。さかなクンは、母親についてこのように想いを明かしました。
10年ぐらい前だったような気がするんですけど、「自由に泳がせたら、本当にお魚になったね」っていう言葉をもらったんですけど、本当にのびのびと自由に泳がせてくれまして。
で、本当に自由に泳いで『さかなクン』になれたなって。そんなふうに思います。
さかなクンチャンネルーより引用
もちろん、ここでいう『自由に泳がせる』という言葉は、決して『放置をする』『やりたい放題させる』という意味ではありません。
子供の持つ『好き』という感情や熱意を、そばで見守りながらしっかりと伸ばし、我が子の想いを尊重した母親のやり方が、魚のプロである『さかなクン』を生み出したのでしょう。
もし、さかなクンの母親が違う行動をとっていたら、こんなにも多くの人から愛される『さかなクン』は存在していなかったかもしれません。
我が子の個性を伸ばす教育方針をとった母親と、そんな母親を尊敬するさかなクン。2人の美しい親子関係に、多くの人から反響が上がっています。
・エピソードに感動した。お母様の考えを見習いたい!
・素晴らしい教育方針。さかなクンの人柄は、親譲りのものだったんですね。
・好きなことを伸ばすって、本当に大事だよね。
動画から、いろいろな学びがあった。
魚に限らず、誰しも1つは好きなものや、夢中になれるものがあるでしょう。
子供を育てる多くの人が、動画を見て「我が子も『好き』を伸ばして、さかなクンのような愛される人になってほしい」と思ったようです。
[文・構成/grape編集部]