ハロウィンの『ジョーカー事件』から1年 京王電鉄の注意喚起に「素晴らしい対応」
毎年10月31日になると、全国でハロウィンのイベントが開催されます。
本来は子供が近隣の家を訪ねてお菓子をもらう行事ですが、日本では繁華街や会場で仮装をするイベントとして定着しているようです。
しかし、羽目を外して周囲の人に迷惑行為をはたらく人や、公序良俗に反する仮装をする人もおり、トラブルに発展することもあります。
京王電鉄が『ハロウィンの仮装』での乗車に注意喚起
ハロウィンを数日後に控えた2022年10月29日、鉄道会社である京王電鉄株式会社(以下、京王電鉄)は、危険管理レベルの引き上げを実施。
産経ニュースによると、最上位の『厳重警戒体制』に引き上げ、テロ行為や暴漢などへの警戒を強化することにしたといいます。
2021年10月31日に、京王線の新宿行き特急電車の車内で、映画『バットマン』に登場するジョーカーの仮装をしていた男性が、ほかの乗客を刃物で切りつけ、放火をした事件は記憶に新しいでしょう。
昨年の事件を受け、京王電鉄は2022年10月24日から11月11日まで『テロ・暴漢対策強化』と称して、警戒を強化。
中でもハロウィンの影響を受けるであろう、同年10月29日から同月31日までは、警備員を増員し、車内での警戒活動も行うとのことです。
ネットから『仮装をしたままの電車利用』に批判の声
繁華街には着替えるエリアが設置されていないこともあり、ハロウィンの日は、自宅から仮装をしてくる人も多いのでしょう。
しかし、仮装をしたままでの電車利用は、周囲の客に不安を与えるほか、危険物の持ち込みがあった場合、仮装と見分けがつかなくなるなどの影響が生じます。
今回の警戒強化について、京王電鉄も「ほかの乗客への不安をあおらないよう、仮装での乗車はできるだけ控えてほしい」と呼びかけ。
京王電鉄の発表を受け、ネットでは仮装をしたままの電車の利用について、批判をする声が上がっています。
・そりゃ、あんな事件があったばかりだもんな。『お願い』ではなく、禁止にしてもいいレベル。
・京王線は井の頭線で渋谷に直結してるしね。今年はトラブルがありませんように。
・あの事件は本当にゾッとした。仮装での乗車は、本物の危険物の持ち込みとの見分けがつかないから、よくない。ハロウィンになると、繁華街を中心に電車の利用者が増加します。事件に限らず、トラブルが発生する可能性は高まるでしょう。
不特定多数が利用する公共の場では、お互いが気分よく過ごせるよう配慮をしたいですね。
[文・構成/grape編集部]
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