晩秋に見かける柿の木の『木守り』は、ぜひ残してほしい風景
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こんにちは、フリーアナウンサーの押阪忍です。
ご縁を頂きまして、『美しいことば』『残しておきたい日本語』をテーマに、連載をしております。宜しければ、シニアアナウンサーの『独言(ひとりごと)』にお付き合いください。
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『木守り』
色鮮やかに、そして、たわわに実をつけた『柿』の姿が消え、灰色の枝だけになり、もの寂しい晩秋の景色になりました。
でもよく見ると、柿の実一つ、伸びた枝につき、塀越しにその色つやの良い姿を見せてくれております。
本日のタイトル『木守り』の風景です。それは、柿の木そのものの気持ちとも考えられます。
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来年も今年のように、沢山の実をつけてほしいという、持ち主の願いともとれますね。
当方が田舎にいた時には、この『木守り』の風景を晩秋には、あちこちで見かけたものですが、大都会では柿の木があるお宅は少ないので、先ず見かけることは少ないですね…。
でも、柿の木をお持ちの方であれば、持ち主と実をつけた柿との会話です。
晩秋にぴったりの風景にもなるので、昔の風景、塀から覗く柿の実との『コラボ』は、今にも是非是非 残していただきたいと思います。
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当方は昭和の人間ですし、その昭和の風景や景色を若い人達に伝えたいと思っています。